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犬の再生性貧血の質問


  


犬の再生性貧血の質問に答えてみた。


まず、貧血って言うのは赤血球が少なくなる病気で


赤血球がどこで作られているかと言うと骨髄で作られているのさ。


で貧血は


1.赤血球は作られているけどどんどん壊されて、作っても追い付かないタイプ


2.赤血球がどんどん体から出て行って作っても失っていくタイプ


3.赤血球が骨髄で作られなくなるか、作っても少ないタイプ


に分かれる。


で更に1と2は、骨髄で赤血球を作っているけど追い付かなくて貧血するので、再生性貧血


3は、骨髄で赤血球を作れない、もしくは作っても少ないので、非再生性貧血


再生性非再生性の違いは、骨髄で赤血球を作ってるか作っていないかの違いなのさ。


じゃー骨髄で赤血球を作っているのに貧血する原因は


1が溶血で、2が出血になる。質問の子はステロイドで治療しているってことなので


溶血性貧血のタイプだと思うけど、じゃー溶血性貧血が起きる原因は?って言うと


先天性や免疫介在性、感染性、血管障害、玉ねぎ中毒などいろいろある。


それぞれ原因によって、治療も違ってくる。


例えば、免疫介在性溶血性貧血だったら


免疫が関与しているから免疫抑制剤を使って治療するので


ステロイドやシクロスポリンなどを使って治療する。


免疫の場合は治ることは難しいので、生涯治療が必要だったり


免疫抑制剤の効果が乏しかったり、だんだん効かなくなることもあるから


なんで再生性貧血になっているか、原因を特定することが大事だね。  

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