動物の終末期に何かしてあげたい
動物の終末期にぼくら飼主は動物を死なせたくない思から動物に何かしたくなる。
ぼくら飼主は、動物の終末期に苦しめたくないと思っているけど終末期になると
「食べないので皮下点滴した方がいいですか?」
「水飲まないので飲ませた方がいいですか?」
「口に入れてでも食べさせた方がいいですか?」
「薬を飲ませた方がいいですか?」
と何かした方がいいのかと思ってしまう。
「皮下点滴した方がいいですか?」と聞かれて
「どうして皮下点滴した方がいいと思われるのですか?」と聞くと
「皮下点滴した方が楽になるかと思って」と言われることが多い。
「今、苦しそうですか?」と聞くと
「苦しくなさそうです」と言われて
「苦しくなさそうだったら皮下点滴してどうなったら楽になっていると思いますか?」と聞くと「・・・」って答えられない人が多い。
「なんとなく皮下点滴すると楽になるような気がするから」とか
「食べないから点滴でもした方がいいと思って」って言われることもある。
安からに旅立つためには、脱水していかなくちゃいけないので
皮下点滴すると脱水しなくなって、枯れるように旅立たない。
苦しくないなら皮下点滴しない方がいい。
ぼくら飼主の失いたくない、死んでほしくないと言う死への恐怖が、動物に何かしたくなる。
死のイメージがなんとなく苦しいんじゃないか、つらいんじゃないかって、思い込んでいるけど
本来の死の感覚は寝てる時間が長くなって、寝てる時は意識がないから
意識がない時間が長くなって、寝てる間にいつの間にか死んでる
ってことになるから動物としては苦しくないし、怖くない。
死に対する恐怖から何かやった方がいいんじゃないかと思うのはわかるけど
その恐怖心が動物の本来の死から遠ざかってしまうかもしれないから
気をつけて!
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