「自由に生きたい」という人へ 「え、最初から自由っスよ」という話
子供が独立してから輝く女性が多いと聞きました。それもいいけど、子供が小さいうちからお母さんが輝いたら、自分にとっても、子供にとっても、もっといいですよね。
お金のために今の仕事を辞められない。たくさん稼いで仕事を辞めて、好きなことをするのもいいけど、仕事を通じて生き生きと成長できたらもっといいと思いませんか。
人間は自由を望む生き物です。たとえ大恩ある親でも、大好きな相手でも、強制されるのはいやなもの。
本当はずっと自由
でも、本当はね、ずっと自由なんです。生まれてから自由でなかったことはないし、今から死ぬまでも自由です。つまり、人生の最初から最後まで自由でない時なんてないんです。
それは自分を自由から遠ざけている「制限」の捉え方で決まります。多くの人は、制限に対して、「耐えて、こなして、やり過ごす」あるいは「やっつける」。そんなふうに対処します。
もちろんそれでもいいです。でも、大変だし、つらいですよね。
制限から逃れられれば、自由にたどり着ける。普通はそう考えます。
でも、それは西洋的な自由の考え方。
日本的「自由」の考え方
昔の日本人は、自由を「自らに由る」と捉えていたそうです。
「自らに由る」とは、自分が原因、つまり、自分で作り出している、ということ。
何故? 自分にとって役に立つから、必要だからそうしているのです。
であれば、「受け容れて、愛して、体験し尽くす」のはどうでしょう。
今の仕事にしても、子育てにしても、ネガティブな思いや感情が湧いたとしたら、例えば、その元となる不要な考えがあることを示しており、それを手放すチャンスを提供してくれています。
例えば、誰かから「この役立たず!」と非難されて、ショックを受けたとします。ショックを受ける気持ちはわかります。
一例として、「自分には能力がないかも」と思いながらがんばっていたら、そう言われると大きなショックを受けます。
けれど、「自分が役に立ってる」と信じて疑わなかったらどうでしょう。
「はぁ?この人、何言ってるの?」とか、「いったい誰のこと?」と後ろを振り向くとか、全く異なる反応を示すでしょう。
もしショックを受けるなら、それは、「自分に能力がない」という思いを手放すタイミングかもしれません。
つまり、仕事なり育児なり、その場にいることは自分にとって必要であり、そこが自分の居場所だと腹を括って受け入れるのです。
その状況を「受け容れ、愛し、体験し尽くす」スタンスでいたならば、人生百倍くらい豊かで幸せになれると思います。
本質的にはこちらの自由が本物です。
今すぐ自由になれる
だから、先延ばしにすることなく今すぐ自由に生きることができます。
また、どうしてもやりたいことがあるならやっていいんです。仕事をしながら、将来本当にやりたいことをやるのでもいいでしょう。
時間がなくて、疲れてしまって、などできない理由はいくらでもでてきます。
できることだけやればいいのです。どんなに小さくとも。たとえ小さくとも一歩一歩進んでいくと心が変わります。
コツコツ行動を積み重ねる自分を誇らしく思うし、できるかもという気持ちに変わってきます。
周りの協力を得たり、やらないといけないことを整理したりして、少しずつ状況が整うはずです。
自由の代償
しかしながら、自由の代償というものも存在します。
それは人のせいにできない、被害者になれないということです。
なにしろすべてが「自らに由る」わけですから。
案外、その辺を薄々察知して、自由でいることを拒んでいることもあるものです。
そりゃー、楽ですよ。人のせいにして、その誰かを責めて、文句ばっかり言ってれば何もしなくていいんですから。
私もさんざん経験があるので、気持ちはよくわかります。だから、そうしていたかったら、そうしていればいいと思います。皮肉じゃないですよ。
それだって自由です。必要があるから起きているんです。
だから、最初に書いたように、どこまでいっても自由なんです。
自由から逃れることなんてできないんです(笑)
「うわー」と思うかもしれませんね。
でも、それだったら、いっそ楽しんだもん勝ちじゃないでしょうか?
何をしても、どう転んでも、必要なことしか起きておらず、成長や幸せに役立つなんて、とってもステキなことじゃないでしょうか❣️❣️❣️
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