【火垂るの】清太が教えてくれた助け合いの本質【墓】

怒りのレゲエパンチです。

#たすけてくれてありがとう  というお題が到着した模様ですので、更新をしてみようと思います。

正直、仕事が立て込んでおりnoteを更新している場合ではないのですが、敢えて更新します。仕事に忙殺されてる時こそ、一度無関係な作業を挟むことによって自分の中の何かが目覚めることを期待しております。

思えば数々の人たちに助けられてきた人生であります。

はるか昔にも一度綴ったことがあるのですが、『助けられた経験』として一番思い出深い経験について綴ろうと思います。

それは大学一年生のことでした。

当時パンクロックに目覚めていた怒りのレゲエパンチは、迷彩柄のハーフパンツとGREEN DAYのパーカーという出で立ちで登校をしておりました。

自然と普通の友達から距離を置かれていたような気が今となってはしております。友達という言葉に乾いていた、と言っても過言ではありません。


とぼとぼと大学の最寄駅の構内を歩いているその時でした。



??『おー久しぶり!!』



声をかけられた方向に目を向けると、そこには笑顔で手を振っている若者がおりました。



若者くん『久しぶりじゃん!こんなところでなにしてんの?』


怒り「え。大学に行くところなんだけど。」


若者くん「へぇ、そうなんだ〜。」




談笑の最中、ここで一つの問題が生じました。





怒り 「この人は一体誰なんだ。。」





どうしても思い出せない。
このままではとても失礼な人になってしまうことは請け合いでした。

様々な会話の端々から、記憶の糸口を探るも、まったく思い出アーカイブの検索にヒットしない状況。

ただどうやらこの人は旧知の友達らしいことを会話の流れで汲み取る。

そして混乱する怒りのレゲエパンチを置いて、進んでいく展開。



友達くん『まいったよ〜、ここに来るまでに財布落としちゃって。。』

怒り「わぁ、それは災難だね。。」

友達くん『ここから帰るお金もなくなっちゃって。。』

怒り「それは大変だね。いくらか貸そうか?」

友達くん『いくらかとか言わないで全部ちょうだいよ(笑)』

怒り 「全部って、それはさすがに無茶だよ(笑)」


友達くん 『いや、全部出せって言ってるんだよ。』






その瞬間、その若者の顔をもう一度しっかりと見ました。




眉毛がない。

両耳に隙間のないほどつけられたピアス。

袖から見え隠れするタトゥー。



無眉くん「出せよ!!」




無眉くんは、僕の両腕をぎゅっとつねってきました。


その時、どこからともなく脳内に声が聞こえてきました。




「節子、それ友達やない。カツアゲや。」




これは友達との再会というイベントではなく、かつあげというイベントだったのです。


そして影から無眉くんの連れと思しき金髪くんが登場しました。


金髪くん『おいおい、こいつ泣いてるじゃん(笑)』

無眉くん「だせぇ(笑)」

金髪くん『もう許してやれよ、かわいそうじゃん(笑)』

無眉くん「もうお前行っていいよ(笑)」



その時こう思いました。



『ありがとう、助けてくれて、本当にありがとう。。』




あの時の金髪くんには感謝してもしきれないと思っています。

やはり、人と人との関係はたすけあいで成り立っていると強く感じました。

もう一度彼らに会えたなら、その時には「あんなこともあったね」なんて、昔話に花を咲かせて酒を酌み交わせたら、と思っております。


そろそろ仕事に戻ります。


最後まで乱文・乱筆にお付き合いいただきありがとうございました!


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