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内田徹「漆琳堂」8代目当主
2024年10月30日 10:58
こんにちは。漆琳堂8代目当主、内田徹です。越前漆器を支える職人たちを訪ねる「職人探訪」。第13回目は、漆琳堂に「木地師」として入社した近澤 蒔(以下、蒔ちゃん)をご紹介します。木地師とは、木材を轆轤(ろくろ)で挽き、お椀やお盆といった丸物木地に仕上げる職人のこと。鉋(かんな)を自身で加工し、木地を高い完成度で仕上げていきます。蒔ちゃんは漆琳堂の木地師として、腕を振るっています。実は
2024年8月2日 10:18
こんにちは。漆琳堂8代目当主、内田徹です。越前漆器を支える職人たちを訪ねる「職人探訪」。第12回目は、福井県鯖江市河和田で漆器に装飾を施す蒔絵師、助田幹夫さんをご紹介します。漆工芸の技法である「蒔絵」は漆器に漆で文様を描き、その上に金や銀の粉を蒔いて固め、光沢の出る研ぎを繰り返し、高度な技術を使って装飾していきます。漆器といえば、黒色や朱色で塗り上げた艶やかなお椀やお盆を思い浮かべ
2024年7月24日 09:17
こんにちは。漆琳堂8代目当主、内田徹です。越前漆器を支える職人たちを訪ねる「職人探訪」。今回は私たち漆琳堂と長い付き合いのある山下弘行さんをご紹介したいと思います。山下さんは河和田で3代続く指物師。「室(ムロ)」をはじめ、漆器づくりに欠かせないさまざまな道具を手がけています。 ※ムロは産地によって「風呂」と呼ぶところもあります。漆器を回転させて乾かす「回転風呂」山下さんとのお話の