内田徹「漆琳堂」8代目当主

1976年福井県生まれ。 大学卒業後に家業である創業227年の塗師屋、漆琳堂に入社。 10年… もっとみる

内田徹「漆琳堂」8代目当主

1976年福井県生まれ。 大学卒業後に家業である創業227年の塗師屋、漆琳堂に入社。 10年余り祖父・父から漆器製造の下地・塗りを習い、 産地最年少で越前漆器伝統工芸士に認定される。 2019年漆琳堂の代表となり、現在に至る。

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    漆琳堂について

    ※こちらの購入はできません。ブランド紹介ページです。---------------------------------------漆琳堂は寛政5年(1793年)の創業以来、漆の塗師屋として越前漆器づくりを営み続け、その技術を今日まで継承してきました。越前漆器は伝統工芸品であると同時に、日々の暮らしで使われる生活道具でもあります。美しさと堅牢さを兼ね備える漆器をいっさいの手間を惜しむことなくつくり続ける。それが漆琳堂の永代変わらぬ矜持です。あたらしい技術や製法の習得も怠ることなく、日々精進しながら漆器づくりの道を歩んでゆきます。美を塗る。藝を重ねる。---------------------------------------「漆琳堂」ブランドから、現代の食生活にも沿う食器洗い機対応の漆器の発売をスタートさせます。伝統的な形状を継承する「一乗椀」と端反り型の「朝倉椀」です。両椀とも2サイズ(4寸・4.5寸)、2色(黒・朱)の展開となっております。伝統的なフォルムでありながら、これまでの漆器よりも耐熱・耐久性が高いのが特長で、今後食卓の定番となるように販売してまいります。https://shitsurindo-onlinestore.com/news/612dc702e494333297610ae5■越前硬漆 一乗椀(えちぜんかたうるし いちじょうわん) 4寸/4.5寸 黒/朱 一般的なお椀型で、手に馴染みやすい形状■越前硬漆 朝倉椀(えちぜんかたうるし あさくらわん) 4寸/4.5寸 黒/朱 末広がり末広がりな呑み口で、口に運びやすい形状【越前硬漆について】漆が最も硬くなるのは塗り上げてから100年後ともいわれ、完全硬化には長い年月が必要とされてきました。「越前硬漆」は福井県、福井大学との産学官の共同開発により堅い塗膜を実現し、食器洗い器にも耐えうる漆を開発しました。現代の食生活にも沿う日常用食器です。
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    越前硬漆 水月器 黒

    手に寄り添う器湯呑みやお猪口、蕎麦猪口、小鉢などお使いいただける器です。水月とは「水と月」「水に映った月」などを意味します。禅の言葉でも「水に写る月」は「禅の心のあり方を意味する」と言われています。手におさまる水月器にお茶やお酒を入れて、見つめる。一日の安らぎに寄り添うような器です。これまでの漆器よりも耐熱・耐久性が高いのが特長で、毎日使いの食卓の定番におすすめです。■食洗機対応様々な実験を重ねた食洗機対応の漆100%天然漆を使用しています。■越前硬漆(えちぜんかたうるし)漆が最も硬くなるのは塗り上げてから100年後ともいわれ、完全硬化には長い年月を要します。「越前硬漆」は福井県、福井大学との産学官の連携によって堅い塗膜を実現した、食器洗い機にも耐えうる漆。現代の食生活にも沿うように独自の形状と美しい彩りに仕上げており、日用の食器としてお使いいただけます。■真塗り(しんぬり)技法漆のろ過を重ねて塵をていねいに取り除き、刷毛目を残さないように一度の塗りで塗膜を仕上げる「真塗り技法」は高級感のある仕上がりが特徴です。サ イ ズ:φ80×H60㎜容 量:約180㎖重  量:約59g素 材:本漆手塗り・木合(木粉とソフミー樹脂の成型品(木粉52%))専用パッケージ付き※電子レンジは使用できません。
    ¥3,850
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    越前硬漆 水月器 朱

    手に寄り添う器湯呑みやお猪口、蕎麦猪口、小鉢などお使いいただける器です。水月とは「水と月」「水に映った月」などを意味します。禅の言葉でも「水に写る月」は「禅の心のあり方を意味する」と言われています。手におさまる水月器にお茶やお酒を入れて、見つめる。一日の安らぎに寄り添うような器です。これまでの漆器よりも耐熱・耐久性が高いのが特長で、毎日使いの食卓の定番におすすめです。■食洗機対応様々な実験を重ねた食洗機対応の漆100%天然漆を使用しています。■越前硬漆(えちぜんかたうるし)漆が最も硬くなるのは塗り上げてから100年後ともいわれ、完全硬化には長い年月を要します。「越前硬漆」は福井県、福井大学との産学官の連携によって堅い塗膜を実現した、食器洗い機にも耐えうる漆。現代の食生活にも沿うように独自の形状と美しい彩りに仕上げており、日用の食器としてお使いいただけます。■真塗り(しんぬり)技法漆のろ過を重ねて塵をていねいに取り除き、刷毛目を残さないように一度の塗りで塗膜を仕上げる「真塗り技法」は高級感のある仕上がりが特徴です。サ イ ズ:φ80×H60㎜容 量:約180㎖重  量:約59g素 材:本漆手塗り・木合(木粉とソフミー樹脂の成型品(木粉52%))専用パッケージ付き※電子レンジは使用できません。
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    漆琳堂について

    ※こちらの購入はできません。ブランド紹介ページです。---------------------------------------漆琳堂は寛政5年(1793年)の創業以来、漆の塗師屋として越前漆器づくりを営み続け、その技術を今日まで継承してきました。越前漆器は伝統工芸品であると同時に、日々の暮らしで使われる生活道具でもあります。美しさと堅牢さを兼ね備える漆器をいっさいの手間を惜しむことなくつくり続ける。それが漆琳堂の永代変わらぬ矜持です。あたらしい技術や製法の習得も怠ることなく、日々精進しながら漆器づくりの道を歩んでゆきます。美を塗る。藝を重ねる。---------------------------------------「漆琳堂」ブランドから、現代の食生活にも沿う食器洗い機対応の漆器の発売をスタートさせます。伝統的な形状を継承する「一乗椀」と端反り型の「朝倉椀」です。両椀とも2サイズ(4寸・4.5寸)、2色(黒・朱)の展開となっております。伝統的なフォルムでありながら、これまでの漆器よりも耐熱・耐久性が高いのが特長で、今後食卓の定番となるように販売してまいります。https://shitsurindo-onlinestore.com/news/612dc702e494333297610ae5■越前硬漆 一乗椀(えちぜんかたうるし いちじょうわん) 4寸/4.5寸 黒/朱 一般的なお椀型で、手に馴染みやすい形状■越前硬漆 朝倉椀(えちぜんかたうるし あさくらわん) 4寸/4.5寸 黒/朱 末広がり末広がりな呑み口で、口に運びやすい形状【越前硬漆について】漆が最も硬くなるのは塗り上げてから100年後ともいわれ、完全硬化には長い年月が必要とされてきました。「越前硬漆」は福井県、福井大学との産学官の共同開発により堅い塗膜を実現し、食器洗い器にも耐えうる漆を開発しました。現代の食生活にも沿う日常用食器です。
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    越前硬漆 水月器 黒

    手に寄り添う器湯呑みやお猪口、蕎麦猪口、小鉢などお使いいただける器です。水月とは「水と月」「水に映った月」などを意味します。禅の言葉でも「水に写る月」は「禅の心のあり方を意味する」と言われています。手におさまる水月器にお茶やお酒を入れて、見つめる。一日の安らぎに寄り添うような器です。これまでの漆器よりも耐熱・耐久性が高いのが特長で、毎日使いの食卓の定番におすすめです。■食洗機対応様々な実験を重ねた食洗機対応の漆100%天然漆を使用しています。■越前硬漆(えちぜんかたうるし)漆が最も硬くなるのは塗り上げてから100年後ともいわれ、完全硬化には長い年月を要します。「越前硬漆」は福井県、福井大学との産学官の連携によって堅い塗膜を実現した、食器洗い機にも耐えうる漆。現代の食生活にも沿うように独自の形状と美しい彩りに仕上げており、日用の食器としてお使いいただけます。■真塗り(しんぬり)技法漆のろ過を重ねて塵をていねいに取り除き、刷毛目を残さないように一度の塗りで塗膜を仕上げる「真塗り技法」は高級感のある仕上がりが特徴です。サ イ ズ:φ80×H60㎜容 量:約180㎖重  量:約59g素 材:本漆手塗り・木合(木粉とソフミー樹脂の成型品(木粉52%))専用パッケージ付き※電子レンジは使用できません。
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    越前硬漆 水月器 朱

    手に寄り添う器湯呑みやお猪口、蕎麦猪口、小鉢などお使いいただける器です。水月とは「水と月」「水に映った月」などを意味します。禅の言葉でも「水に写る月」は「禅の心のあり方を意味する」と言われています。手におさまる水月器にお茶やお酒を入れて、見つめる。一日の安らぎに寄り添うような器です。これまでの漆器よりも耐熱・耐久性が高いのが特長で、毎日使いの食卓の定番におすすめです。■食洗機対応様々な実験を重ねた食洗機対応の漆100%天然漆を使用しています。■越前硬漆(えちぜんかたうるし)漆が最も硬くなるのは塗り上げてから100年後ともいわれ、完全硬化には長い年月を要します。「越前硬漆」は福井県、福井大学との産学官の連携によって堅い塗膜を実現した、食器洗い機にも耐えうる漆。現代の食生活にも沿うように独自の形状と美しい彩りに仕上げており、日用の食器としてお使いいただけます。■真塗り(しんぬり)技法漆のろ過を重ねて塵をていねいに取り除き、刷毛目を残さないように一度の塗りで塗膜を仕上げる「真塗り技法」は高級感のある仕上がりが特徴です。サ イ ズ:φ80×H60㎜容 量:約180㎖重  量:約59g素 材:本漆手塗り・木合(木粉とソフミー樹脂の成型品(木粉52%))専用パッケージ付き※電子レンジは使用できません。
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          内田徹「漆琳堂」8代目当主
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          内田徹「漆琳堂」8代目当主

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          「マイクロツーリズム」で新たな発見

          是非行ってほしい宿がある。 福井の永平寺の門前にある「柏樹関」である。 https://www.hakujukan-eiheiji.jp/ 今夏に行った宿。 地方に住んでいるとなかなか地元の宿に泊まることはないのだが、 コロナ禍で近場に旅行するという、「マイクロツーリズム」がささやかれはじめ、自分も新たな発見をするいい機会だと思い行く気になったのだが、出張以外でしかも近場の高級宿に泊まるのは新鮮であった。 夏季休暇の真っ只中で予約はなかなかとれずに、キャンセル待ちでようや

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          【職人探訪vol.2】新しい技術や素材を取り入れ、進化し続ける下地の職人・森田清照さん

          こんにちは。漆琳堂8代目当主、内田徹です。 越前漆器を支える職人たちを訪ねる「職人探訪」。 第2回目は越前漆器のなかでも角もの(お盆や重箱)の「下地」を手がけている森田清照(もりた・きよてる)さんをご紹介します。 下地とは木地の状態を整えて補強し、漆を塗れる状態にすること。 あまり知られていないかもしれませんが、堅牢な漆器をつくるためには欠かせない大変重要な工程でもあります。 下地では、木地に布や和紙を貼って補強することがあります。通常は漆を塗り重ねて見えないようにする

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          工藝と禅、永平寺の投稿から少し日があいてしまいましたが これまでに経験したこと。 永平寺を訪れ、禅宗を肌で感じた次のステップとして 実際に座禅を組んでみようと思い、座布を購入した。 自分専用のMY座布だ。 自分は座禅という型や、道具などの型から入るタイプだ。 座布を今後の人生の後先に購入することは なかなかないだろうからしっかりしたものを選んだつもりだ。 座布は黒い布で覆われていて、折り目が幾重に重なるのが見た目の特長。 (折り目は数えてみたら18の襞で出来ている) 後部

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          【職人探訪vol.1】どんなものにも描く緻密な技術。産地の第一線で活躍する蒔絵師・森田昌敏さん

          こんにちは。漆琳堂8代目当主、内田徹です。 越前漆器を支える職人たちを訪ねる「職人探訪」。 第1回目は越前漆器の産地、福井県鯖江市河和田(かわだ)地区の蒔絵師で伝統工芸士でもある森田昌敏(もりた・まさとし)さんをご紹介します。 蒔絵とは、漆器の表面に漆で絵や模様を描き、その上に金や銀の粉を蒔いて研ぎ磨いたもの。 漆琳堂が塗りを手がけた椀の蒔絵も、森田さんにお願いすることが多いのですが、どんなに緻密な模様も早く正確に仕上げる森田さんの技術に、全幅の信頼を寄せています。

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          「職人探訪」はじめます 〜ご挨拶と漆琳堂のこと〜

          みなさま、こんにちは。 漆琳堂の8代目当主、内田徹です。 少し前からnoteをぽつぽつと更新していましたが、今回から「職人探訪」という試みをはじめてみることにしました。 あまり知られていない漆器づくりの裏側やものづくりにかかわる産地の人たちのことなど、みなさまにご紹介できればと思っています。 今回はあらためて越前漆器や私たち漆琳堂のこと、なぜ「職人探訪」をはじめるのかなど、ご挨拶に代えてお伝えしていきます。 越前漆器について越前漆器の歴史はとても古く、約1500年前の

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          永平寺をじっくり見て来た話。

          コロナ禍の永平寺 永平寺の入口に立ち、ほのかな緊張感が感じられます。 背筋を伸ばさずにはいられません。 しとしと降る雨。 森の静けさと、お香の匂いに心が癒されます。 ここは通用門。 通用門は参拝者が通る、いわゆる一般観光客の入口になります。 10数段の階段を上がって門をくぐると 永平寺山内に入っていきます。 ここで拝観料500円を払います。 団体割引はありません。 つまり団体で入るような観光地ではなく、 修業の場を見せて頂くということだと認識します。 お寺もコロナ

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