農業体験 & 採れたて野菜のアートプレートを最高のロケーションで楽しむ!シテコベで地域の魅力を発見
農業・漁業・酪農・里山自然体験など、季節に応じた三浦半島の楽しみ方を企画・創造する「シテコベ」。体験を通して地域の資源を発見しながら、生産者とダイレクトに交流を行い、ローカルな環境で非日常を過ごす時間。
「シテコベ」では、これからの社会を担っていく子どもたちにその魅力を体験してもらいたいと、五感を通して楽しめるプログラムを提供してきました。
その一つとして、先日行われた【農業体験 & 採れたて野菜のアートプレート】の体験レポートをお届けします。
地域の魅力発見体験サイト「シテコベ」
「シテコベ」は長井弁で「やってみよう(してこべぇ)」という意味。自然環境豊かな三浦半島で「漁業・農業体験などを通して、地域資源や魅力に触れてもらいたい」と思い、体験企画をプロデュースする事業をスタートさせました。
「田舎だからこそたくさんの魅力がある」。"体験"を通して地域の付加価値を高めていきます。
▼シテコベ代表の想いはこちらから確認できます。
農業体験 & 採れたて野菜のアートプレート
三浦半島・長井の最高峰「経塚」といわれる、相模湾・富士山、江ノ島などを一望できる絶景スポットが今回の拠点。
晴天に恵まれた青空の下、食育を学びながら新鮮野菜の収穫体験、オーガニックレストラン「WE ARE THE FARM」監修・野菜アートプレート作り体験を開催しました。
参加者は3家族、計13名。はじめましての参加者同士、まずは自己紹介を行ってイベントがスタート!
農業体験は、1年間で100種類以上の野菜を栽培する「ブロ雅農園」で行われました。
「農業は面白い!」をテーマに掲げる「ブロ雅農園」では、化学農薬をなるべく使わないようにしているほか、環境に負荷をかけない農業スタイル「環境保全型農業」を実践。
農業体験を通して地域の食育活動も行うなど、園主の鈴木 雅智さんは神奈川県のエコファーマーにも認定されています。
▼ブロ雅農園のSNSはこちら
農家さんの想いを聴きながら、食育について学ぶ時間
農業体験を2〜3年前から本格的に始めたブロ雅農園は、今年で6年目を迎えます。農業高校で11年間教員を務めた園主の鈴木さんから、まずは農業や食育についての知識を学んでいきました。
つまり堆肥には本来ゴミになるものを使用しているそう。化学農薬をほとんど使わないブロ雅農園では「虫に協力してもらい野菜を育てています」と話す鈴木さん。
ほかにも別の野菜を隣に植えることによって、お互いの嫌いな虫や病気を寄せつけない効果もあると教えてくれました。
子どもにもわかりやすいように説明をしてくれる鈴木さん。普段食べている野菜について学ぼうと、話を真剣に聞く子どもたちの姿が垣間見れました。
スーパーに並べられている野菜しか知らないと、どうやって作られているか、農家さんがどんな想いで野菜を育てているかわからないことがあります。
けれども、農家さんの声を直接聞くことで食育について学び、野菜を食べるときに今回の体験を思い出すことができる。シテコベは体験を通して学びも深めていきます。
大人も子どもも夢中になる収穫体験
農家さんの想いを知った後は収穫体験へと移っていきます。大きくて収穫が大変という理由で生産量も減り「幻のダイコン」と言われている三浦大根。生産者さんの声をダイレクトに聞くことで、今まで知らなかった情報をインプットできるのも体験の魅力の一つです。
次は葉を食べる「ハーリック」の収穫。名前の由来は葉っぱとニンニク(ガーリック)を掛け合わせたダジャレを交えているのだそう。ハーリックはイノシシの被害を減らす対策として、いま注目を浴びている野菜なのだとか。
続いていろんなダイコンがランダムに埋まっている場所へ。「味いちばん」という品種で、今年でタネが生産終了になってしまう貴重なダイコン。
おいしくてどんな料理にも使えるため人気があるものの、作りづらいという理由でタネの生産が終了してしまうこともあるそうです。普段耳にすることのない話を聞いて、いろいろと考えさせられることがあります。
今度はニンジンガチャ。オレンジ色、紫色、白色、黄色、クリーム色、掘るまで何色かわからない。それぞれどんな色や形が出てくるか楽しみながら収穫していきます。
最後はカリフラワー・ブロッコリー・ロマネスコ。高級食材とも言われているロマネスコはカリフラワーの仲間で、まるでサンゴのような見た目が特徴的です。ブロ雅農園ではオレンジのカリフラワーを太陽のカリフラワーと呼んでいて、わざと太陽の光に当てて甘くなるように育てているのだとか。
時々畑で農作業をしていると話してくれた男の子は、慣れた手つきでロマネスコを収穫していきます。手さばきが素晴らしくて「従業員になれるね」と鈴木さんも絶賛!
これですべての野菜の収穫が完了!終わったら鈴木さんが絵を描いてくれたダンボール箱に詰めていきます。この日収穫した野菜はこちらです。
三浦大根
葉ニンニク(ハーリック)
白ダイコン・紫ダイコン(味いちばん)
カブ(あやめ雪、桃寿)
ニンジン(ハーモニー / アロマレッド)
白カリフラワー、オレンジカリフラワー
ロマネスコ
ブロッコリー
野菜を大切に育てているからこそ、おいしいうちに食べてもらいたいと、フードロスについて話す鈴木さんの姿が印象的でした。
畑で農業体験をしながら農家さんの想いを感じ取る。自分たちで体験することで野菜のおいしさ、フードロス、食育について改めて考える時間になりました。
新鮮な野菜を食す!「WE ARE THE FARM」監修、野菜のアートプレート
農業体験を終えたら、海を一望できる絶景スポットへ移動します。そのままでもおいしいブロ雅農園の採れたて野菜を、「WE ARE THE FARM」の伊藤さんと北川さんに監修いただき、グリルや素揚げ、サラダなど各自で調理をしながら、目でも楽しめるアートプレートを作って堪能しました。
「WE ARE THE FARM」は、固定種・無農薬 / 無化学肥料・露地栽培にこだわり野菜の栽培から流通・調理 / 販売まで全て自分たちで行う、都内に7店舗を構える次世代型オーガニックレストランです。千葉県佐倉市で野菜を育て、その日採れた野菜を都内に運び、お店で提供しています。
▼HPはこちら
野菜をグリルして、アートプレートが完成しました!辺り一面が見渡せる絶景ロケーションのなか、特製のバーニャカウダーやもろみ味噌などをつけていただきます。
子どもたちがおいしそうに野菜にかぶりつく姿はとても絵になりますね!農業体験で疲れた体に染みるおいしい野菜。それぞれ思い思いの贅沢な時間を過ごしました。
農業体験を通して学びを深める
イベント終わり、参加したみなさんからは次のような声が届きました。
田舎だと思っていた三浦半島が、体験という付加価値をつけることによって特別な場所に変わっていく。シテコベで過ごした時間は、心の奥に原体験として残り続けるのではないかと感じることができました。
シテコベでは季節に応じた三浦半島の楽しみ方を企画しています
今後もシテコベではさまざまな体験プログラムを通して、地域の魅力の発掘や新たな学びを深める活動を行っていきます。日常生活の慌ただしい時間から少し離れて、自然と向き合いながら記憶に残る体験をしてみませんか?
最新情報やプログラムの詳細はHPやSNSでぜひチェックしてみてください!
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