連載です!!【街角のイノベーションファイル②】温泉ソムリエ創設者「遠間和広」。という話。
noteユーザーの皆様
こんにちは。
下町書房です。
先日、発刊した弊社の書籍
「街角のイノベーション なぜ、人は挑むのか」で
イノベーターとして取り上げた方々についての8回連載の2日目です!
写真とあわせて簡単に書籍の内容をお届けいたします!
お付き合いください!
イノベーションファイル② 遠間和広
今日は二人目の遠間和広さんについでです。
遠間さんは新潟の赤倉にある200年続く老舗温泉旅館の6代目でありながら、日本で唯一の温泉プロの制度「温泉ソムリエ」の創設者です。
温泉ソムリエは年々取得者も増加しており、今では20000人が認定者となっています。
【遠間さんプロフィール】
1965年、約200年の歴史を持つ赤倉温泉「遠間旅館」の長男として生まれる。東京経済大学経営学部卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。5年間勤務した
のち、6代目として温泉旅館の経営に携わる。2002年、赤倉温泉で温泉ソムリエの制度を発足。現在、「温泉ソムリエ協会」家元として、全国で温泉の魅力や正しい入浴法を広めている。2021年3月、温泉ソムリエ認定者は2万人を突破した。
「育てる」イノベーション
遠間さんのインタビューで印象に残ったのは
「僕は周回遅れの1位なんですよね。」という言葉でした。
どういうことかと尋ねると、
僕のやっていることは決して新しいことではないんですと言うのです。
以下、遠間さんの言葉です。
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僕のやっていることは特別なことじゃないんです。
温泉という僕の好きなものをどうやって広めていくのかと考えたときに認定制度にしてみようというのは、ほかのビジネスでもみられますからね。
ですが、時間をかけてゆっくり育てていくうちに
不思議とオリジナリティが出てくるというか、
温泉のことを勉強したいと思ってくださる方々と
ふれあっているうちにほかの資格や認定制度とは違ったものになっていくんです。
たとえば、情報量の多さだったり、活用方法だったり、少しずつ色がでてきました。
温泉というものは長年かけてじわじわと上にあがってくるわけですが、その意味では僕も待つとか時間をかけるというは得意なんです。
だから、僕は決してトップ集団にいるわけではなく、むしろちょっと遅れているのですが、決して古くはないのかなって思っています。
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遠間さんは取材中も常にキョロキョロしながら色々なことに興味を示されていました。
こちらの話すことひとつ取ってもその考えたかいいですね!となるのです。
それは東京での取材も赤倉での取材も同様で、
いろんな所におもしろそうなネタが転がっていないか、温泉に活用できそうなことはないかと情報収集をしているのです。
温泉というものを広めるにはどうしたらいいか、
どうやったらもっと温泉を好きになれるかとずっと考えているのです。
その様子はまさに温泉そのものや温泉ソムリエを育てている最中のように見えました。
徹底的に考え抜こうとする遠間さんの姿は非常に真摯で格好良くみえました。
気になる方はぜひ書籍をチェックしてみてください。
また、次の記事で。
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