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セルフ読書感想文『気づきと実行』という話。

noteユーザーの皆様

こんにちは。
下町書房です。

自分たちで出した書籍『街角のイノベーション』を自分たちでレビューしていくセルフ読書感想文なるものを週一回やっています!

完全に読者と同じ目線ですよ!というのは難しいと思いますが、意識としてはそういうつもりです。
ちなみにこの本です。

第三章は会議の場においてイラストや彫刻を駆使し、議論を推進するグラフィックファシリテーションという活動をされている山田さんのお話です。

山田さんのイノベーションポイントは「見えないものは見ようとしてないだけなのでは?」と問いを立てたところにあるように感じます。

もちろん、絵のプロであったり、話を聞くのが上手かったりと技術的なところも重要ですが、それは決定的なものではありません。

議論のなかに起きる「感情」の部分を描き出せないかと疑問に思ったことがすべてのはじまりだったわけです。

山田さんは「すごくいい議論だな!」と参加中には思った議論があったそうです。
しかし、終わったあとの議事録を見てみると、あれ?と感じました。

その理由として、議論中の熱量や思いが残っていないというのです。

また、今度は別の会議で議論中でも数字ばかりに気を取られてしまって本当にしたい話なの?と思ったとか。

つまり、見えないものは見えるように、見えすぎてるものに引っ張られないようにできたらと山田さんは感じました。

そこで、美大出身の山田さんが目を付けたのがグラフィックの力でした。


グラフィックの力があれば見えないものを可視化できるうえに、数字など見えすぎてしまうものに引っ張られないだけのインパクトが出せるのではないかと思ったみたいです。

この発想力。ほんとにすごいと思います。
そして、その発想力の源泉は「あれ?」という問いを放っておかずに向き合ったこと。
この2つが鍵だったんだと思います。


こういうのって発想と実行どっちもないと成立しないですよね。
発想だけだとなににもならなくて、
実行だけだと誰でもやれるという。

この2つをサボらずにやり遂げたというのはイノベーションの基本だと思います。

どちらかに偏ることなく両立する。

そのひたむきな姿勢は誰でもできるシンプルな思考だと思います。見習いたい姿です。

また、次の記事で。


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