BOOK COVER 3　選んだ本を紹介する

ブックカバー企画、1回めのzoomミーティングを開催。（2021年5月）

それぞれに自分のブックカバーのテーマとする本を発表しました。

もともとよく知っている作家さんですが、選んだ本から、それぞれの人となりや作品性がよくあらわれていて、話を聴くだけで、濃密な時間を過ごすことができました。

以下はそれぞれが選んだ本についての紹介です。

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山本彌さんが選んだ本とコメント

『ちいさいおうち』
ヴァージニア・リーバートン著　岩波書店

ちいさいおうちを通して、
時の移り変わりと、
大切にしたいものを感じられる絵本。

今回私が選んだのはお話が好きだということだけではなく、ヴァージニア・リーバートン自身が、絵本作りから、デザイナー、ダンス、自然の中での暮らし、何より家族を愛しエネルギーに溢れた生き方に憧れと尊敬の気持ちを込めて制作したいなと思ったからです。
どんなブックカバーにしようか楽しみながら制作したいです。

https://www.instagram.com/schole_iyo/（山本彌）

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さぎりえさんが選んだ本とコメント

『野菜づくり名人の知恵袋』
加藤義松著

3年前に他界した父が読んでいた本です。
父は仕事を定年退職してから折り紙と野菜づくりを好きになりました。いつも作るものは実り多くとても上手でした。わたしはというと毎年ミニトマトを栽培してもなんだかいまいち。センス無いなーと思っていたけれど、やっぱり父のように出来る様になりたい、直接聞いて相談したいけど…この本を読みながら勉強して、実験のような気持ちで今年色々な野菜に挑戦しています。もちろんインターネットでも調べますが、やっぱりこの本がいいです。
実りへの願いを、今の気持ちをブックカバーに表現できたらと思います。

https://www.instagram.com/sagirie_meru/（さぎりえ）

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クロイシマリコさんが選んだ本とコメント

『少年探偵シリーズ』
江戸川乱歩著　

小学校2年生くらいから読み始めた本です。
怪しく恐ろしい様々な変装やトリックで挑んでくる怪人二十面相！
そんな事件を明智探偵、小林少年率いる少年探偵団が解決していくお話しです。
いつもドキドキしながら読んだのを思い出し、その後読むようになった本や、今の自分の好きな物や作る物にも多少なりと影響してるのかなと思い選びました。
まず読み返してみて、あの頃の印象とはちょっと違いましたが、今の子供達にもあのドキドキ感や怪しい感じを味わって貰いたいです。
そんな気持ちを盛り上げるブックカバーが出来たら良いなあと思います。

https://www.instagram.com/kuro.quq.lab/（クロイシマリコ）

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矢崎順子が選んだ本とコメント

雑誌『Olive』　マガジンハウス

毎号のように買っていた雑誌「Olive」。特集やコラムの遊び心のある切り口が、いつも楽しみでした。気がつけば、手元には3冊しか残っていないことに、最近、気付きました。もともと、うっすら軽やかな紙を使った雑誌だったので、かなりくたくたになっています。人間に例えれば、少し傷を負って、痛々しい状態。直感的に、最適に、フィットするカバーをかけて、傷や汚れから守ってあげたいなと思いました。雑誌を丁寧に保管するためのカバーというイメージで、久々にページをめくって、90年代の情報をなつかしみながら、作ってみようと思います。

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