自分の事は好きですか?
約35年前、当時高校生だった私が大好きだったドラマが『ママハハブギ』。観ていた方いますか?
主人公の浅野温子さん演じる蘭子が結婚した相手は、奥さんと死別した3人の子持ちのシングルファーザー。夫は海外単身赴任で、いきなり3人の子供たちとの生活がスタートしたところからドラマが始まりました。
3人の子供たちというのが、長男が織田裕二さん、次男が的場浩二さん、そして末っ子の長女が石田ひかりさんでした。
3人の子供たちには心に様々な問題を抱えていましたが、明るくて世話焼きな主人公の蘭子さんのおかげで子供達が変わっていくストーリーです。
私はこの蘭子さんが大好きでした。明るくてハチャメチャでとにかく前を見て突っ走る。細かいことなんて気にしない。自分が信じた道を常にまっすぐに見ている。そんなとってもパワフルな人でした。
亡くなった前の奥さんのお母さんが、頻繁に家に訪ねてきては、蘭子さんに意地悪をするんです。でもそんなことちっとも気にしないで常に明るい蘭子さん。
ある時、末っ子の石田ひかりさん演じる恵美が、『蘭子さん自分のこと好き?』と聞いたんですね。すると蘭子さんは『当たり前よ〜!自分の事嫌いな奴なんているか〜?』って言ったんです。自分の事が嫌いな恵美は、蘭子さんの言葉に驚くんですね。私も恵美と同じ、蘭子さんの言葉にびっくり。
当時の私は、自分の事、好きな時と嫌いな時がありました。仲良しの友達の前では、明るくて冗談を言う面白い私。でも、そうでない人の前では、引っ込み思案で暗い私。明るい自分は好きだけど、暗い自分は嫌いでした。だから、常に明るく元気な蘭子さんは憧れの存在でした。『私も蘭子さんみたいになりたい。』ママハハ・ブギを見ると、蘭子さんに勇気付けられるのでした。
自分の事を、好きな時と嫌いな時に分かれていた私は、37歳で子供を出産。そのすぐ1ヶ月後に東日本大震災がありました。初めての育児の不安と地震の恐怖で不眠症になり、心も体もボロボロとなった私は自分のことが大嫌いになりました。
その後、心と体をつなぐヨガの世界に魅了され、また、マインドフルネス瞑想によってどんな自分も受け入れられるようになってきました。今の私は『自分のことを好きですか?』と聞かれたら、『好きでも嫌いでもない』と答えます。明るい私もいれば暗い私もいる。いろんな私がいて当たり前。無理に好きにならなくてもいいし、嫌いになる必要もない。『私』を『私』として受け入れる。不思議と好きとか嫌いとかという二択の感情が今はないんです。
もし『自分のことが嫌い』という人がいたら、まずは『自分のことが嫌いと思う自分』のことを受け入れてみようとしてみてください。
私が作っている瞑想動画で、最近自己受容をテーマにした瞑想動画をアップしました。一般的な瞑想が苦手な方にも取り入れやすい、思いついたことをそのまま紙に書き出す書く瞑想です。良かったらやってみてください。
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