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地球上で最も信頼できる世界共通の通貨である金
令和5年1月現在、商業ベースの金採掘はあと11〜12年で尽きる。品位の低い鉱山の採掘継続、閉山した鉱山の再開となると金価格が安定的に2500ドルを上回る必要があるが世界的なインフレ傾向から採掘コストも右肩上がりである。数年後には2500ドルでもコスト割れとなる可能性もある。
令和5年3月10日現在1872ドルであるが金価格は
上昇せざるを得ない状況にある。今後商業ベースの金採掘の限界が見えてきたと
順調に縮小続くFRBのバランスシート
FRBは保有する資産規模を6兆ドルまで縮小させる計画であるが、今年の前半は金融機関の
破綻により縮小傾向から一時的に増加に転じた。しかし、その後は順調に縮小が続いており
現在7.8兆ドルまで進んでいる。
米、年内のFFレート
FFレートは現在5-5.25パーセントとなっているが、年内の利上げは7月のFOMCにて25bpの
みで年内は5.25-5.5パーセントで推移すると市場は予想している。年内11月もしくは12月のFOMCで利下げに動く予想はほぼなくなった。
6月13日、14日のFOMC
6月13〜14日の二日間にわたりFOMCが
開催され、FFレートは5.00-5.25パーセント
で据え置きとなったが年末までに0.5bpの
利上げ見通しと発表された。
年内25bpの利上げを二回実施することに
なるが利上げは7月と9月となるのではない
だろうか。
次はパックウエストバンコープ、ウェスタンアライアンスバンコープか
米地銀の預金流出が止まらない。株価大幅下落のパックウエストバンコープ、ウェスタンアライアンスバンコープの破綻懸念が高まっている
と言えるだろう。米財務省、FRBは金融機関の
監視を強化しているが既に水面下で事業譲渡先
を模索しているのではないだろうか。
FRB、2023年4月19の声明
FRBは2023年4月19日に声明で利上げを行うことを発表した。FRBはインフレ圧力が高まっており、経済成長が加速しているとの見方を示し、今後もデータに基づいたアプローチを継続、インフレ率が目標を上回る場合は利上げを継続する可能性がある発表。将来の政策決定は経済成長とインフレ圧力のデータに依存することを強調した。
3月のCPI発表後の5、6、7月のFOMC
12日のCPI発表後の5、6、7月のFOMCにおける利上げ予測だが、5月に25bpの利上げにより
5.00-5.25、6月は据え置き、7月は25bp引き下げで4.75-5.00となっている。現状は金融機関の混乱も鎮静化しているように見えるが中小金融機関からの預金移動は継続しているため
注視は必要。好調なサービス業に成長鈍化の
製造業、米国はリセッション入りが避けられないとの情報もあるが業種により明
3月のマネタリーベース
4月4日に日銀から3月のマネタリーベースが
発表された。対前年同月比では-1.0%となって
いるが対前月比では増加している。マネタリーベースは去年の12月以降は増加傾向にある。
マネタリーベースの増加は円安要因の一つと
なるため要注視。