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【京都あれやこれや】お香づくりの素材と季節の話


京都(しるべの)あれやこれや

どうも京都の香類職人です。
6月も月の半分を過ぎました。
二十四節気も「芒種」から、
馴染みのある「夏至」へ
季節も進んでいますね。

京都は7月くらいの猛暑と、夕立のようなゲリラ豪雨で
梅雨が京都の訪問を忘れてしまったかと思うほどです。

しるべの路の香類の特徴などは

是非こちらをご覧ください

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本日のお話は

さて、以前書かせていただいた
お香づくりの準備に近い内容ではありますが
とある素材と季節について
お話します。

今回ご紹介するお香の素材

6月頃に京都市内に香る花

本記事のトップにある画像には
花の収穫前の写真と乾燥後の写真を載せています。
パッと見てお分かりになる方もいらっしゃると思いますが
是非記事を読んで欲しくて少しぼかし加工をしました笑。

正解は

正解はクチナシ(コクチナシ)の花でした

この花の香りはとても甘く、
湿り気のある空気によってその場に留まることで
お花のミストを浴びているような幸せな気分になります。
雨の日は特にオススメです!

花が見えなくとも、近くにあるなぁと実感できるのですが
それもそのはずで、
クチナシの花は
ジンチョウゲ、キンモクセイと並ぶ
「三大香木」
と言われています。

私はこの花の香りをかぐと
梅雨の季節になるなぁと思うと同時に
雨の日もクチナシの香りのお陰で楽しく過ごせるなと思います。
あと、靴などに防水スプレーをかけ直さないとと思うんです。

この花の豆知識

とても縁起のいいお花です。
花言葉は
「とても幸せです」「喜びを運ぶ」
で贈り物にも良いとか。
また、この花の実が割れないことから
「黙々と目標に向かって努力することを象徴する花」
と言われています。
また、古くはクチナシから「朽ちない」という連想がされ
とても縁起が良く、家に植えられたとか。

ちなみに日本語の特性からよくない意味が連想されることもあるようです

例えば、死人に口無しの「口無し」と「クチナシ」の発音が同じで
あまりよくないという意味が広まったといわれています。
その他、口無しから、「クチがない」という風になって
お嫁に行く「クチがない」ということから、
若い女性のいらっしゃるお家では植えない方が良い
という言い伝えもあるそうです。

最後に

いかがでしたでしょうか。
今回はクチナシの花についてのお話でした。
是非この季節ならではの京都に来てクチナシの香りを楽しんでください。

こういった素材を集めてます

このようなとても甘い香りのクチナシの花を、
自宅で育てられれば良いのですが、
正直スペースがなく、、、
しるべの路の取組みに賛同してくださる知人友人
で育てていはる方に頼んで譲って頂くんです。

ゆる〜く募集

もし京都市内でこうしたクチナシの花のような
お香の素材を提供しても良いよ!
とおっしゃっる方がいらっしゃいましたら
ご一報ください。

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