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京都大学11月祭 「パレスチナ写真展」に向けて

私が選ぶ1枚

担当:るーかす

ガザ地区の西の長い一辺は地中海に面しています。地中海、そしてそこに沈む真っ赤な夕陽。写真でも綺麗なこの景色を、生で見たらどんなに美しいか想像もつきません。

そうやって綺麗だなと写真を眺めているうちに、ガザの人々はこの写真をどう見るのだろうかと考えてしまいました。ガザの人々にとって、この海は漁業を行ったり、暑い日に海水浴を楽しんだりする大切な海です。しかし、下水処理をされていない汚水により、海は汚されてしまいました。原因は、イスラエル軍により物資の出入りが制限され、下水処理施設を動かす燃料が確保できないことです。また、漁業を行える海域もイスラエルにより制限されています。元々は綺麗だった海が汚されてしまったこと、自由に海を使えなくなってしまったことは、とても悲しいです。そう考えると、この綺麗な景色もどこか寂しく感じました。

写真展では、この写真以外にも普段は見られないガザを伝える写真がたくさんあります。少しでも興味があれば、ぜひ見に来てください!


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