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中国語を習得するのにかかる時間は?

前回のnoteに、中国語習得には時間がかかること、学習期間毎の成長について私の経験も踏まえて書きました。

今回は、一般的に、中国語の習得にかかる期間をHSK試験、中国語スクールのノウハウから紹介します。


中国語習得にかかる時間

HSK口頭試験の学習時間目安

HSKKとは、中国語のスピーキング能力を測ることに特化したテストです。英語でいうとTOEICスピーキングテストのようなイメージです。

HSKKテストの解説の中で、それぞれのレベルに対した習得単語数と学習時間の記載がありましたので紹介します。

HSKK口試(初級)

  • 「日常話題を聞き取り、また表現することができ、基本的なコミュニケーションを行うことができる」ことが求められる。

  • 習得単語数:200語前後の常用単語。

  • 学習時間:主に週に2~3回の授業を半年間~1年間 程度

HSKK口試(中級)

  • 「中国語を母語とする者と中国語で流暢にコミュニケーションをとることができる」ことが求められる。

  • 習得単語数:900語前後の常用単語

  • 学習時間:主に週に2~3回の授業を1~2年程度

すぐに習得するのは難しく、初級にあたる基本的なコミュニケーションを取るのに半年~1年、ある程度の流暢にコミュニケーションを取るのにも1−2年かかります。1−2年で流暢なコミュニケーションを取れるようになっていれば、かなり早いほうだと思います。

中国語スクールでの中国語習得目安

私が台湾に駐在していたとき、現地の中国語スクールに通っていました。
なかなか上達せず、「いつになったら中国語が上達するのか?」を先生に聞いたことがあります。

先生が呆れながら言っていたのは

アンタ、そんなもんすぐに上達するわけないやんか!一般的には中級レベルになるまでには2,000時間くらいかかるんやで!一日2時間勉強しても、3年近くはかかるわ!焦らずがんばりや〜

台湾の中国語スクールのベテラン講師

中国語で説明されたので、実際には関西弁ではないですが、私が理解したニュアンスはこんな感じです。

中国語スクールには、日本人の他にも韓国人や欧米人もいましたが、一般的な目安として2,000時間という指標があるようです。

先生が言いたかったのは「時間はかかるから、ゆっくりでも継続することが大切」ということでした。


時間はかかるけれど継続すれば習得できる

HSKK試験と、中国語レッスンでの指標から、中国語習得にかかるおおよその時間を紹介しました。

台湾の中国語スクールのベテラン(おばちゃん)講師の愛のあるコメントの通り、すぐに上達するのは難しいですが、継続すれば習得できます。

焦らず、少しずつでも継続すれば、必ず習得できます!

↓私が中国語学習中に読んでいた本です。この本に書かれている学習法は参考になりました。中国語を使う目的が明確化されている方にオススメです。


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