江戸藩邸を辿る〜上杉家(米沢藩)編〜
『漆の実のみのる国』はじめ、藤沢周平作品でよく登場する上杉家屋敷
まずはその世界観から体験したいと思います
それでは、下級武士になったつもりで、
下屋敷(白金)→中屋敷(麻布)→上屋敷(霞が関)を辿っていきます
下屋敷跡(港区芝白金2)
現在、跡地は定かでありませんが、近くに氷川神社があり、「三光坂」下付近にあったと思われます
氷川神社には三菱の家紋はありましたが、上杉の家紋はありませんでした
だとすると敷地はそんなに広くはなかったかも
下屋敷〜中屋敷
白金商店街→イラン大使館→ 元麻布ヒルズ→麻布十番→麻布台
2.5km程度ですが、アップダウンと景色が目まぐるしく変わるので、ものすごい距離を歩いた感じ
途中の『暗闇坂』は令和にない雰囲気が漂ってました
中屋敷(港区麻布台1丁目 外務省飯倉公館)
現在、跡地は外務省関連の会談や接待などに使用される施設になっています
近くに島崎藤村の旧居跡発見
ここのあたりの地名は『麻布狸穴』になっています
中屋敷〜上屋敷
神谷町→虎ノ門→日比谷公園
地下鉄南北線に沿って地上なら国道1号線沿いをひたすらまっすぐ
距離は下屋敷〜中屋敷間とほぼ同じですが、こっちの方が早く着いた感じ
上屋敷(千代田区霞が関1丁目 法務省)
法務省の建物、改めて見ると立派ですね
ヨーロッパ百名城にありそう笑
上屋敷跡には案内板がしっかり建てられていました
さすが名門上杉家
【まとめ】
上屋敷跡は江戸城の桜田門目の前にありました
下屋敷→中屋敷→上屋敷までおよそ5kmで約1時間強
地図で見るとほぼ一直線上ですね
歴史小説で時間を表すとき、よく半刻(1時間)という表記が登場しますが、移動距離だとこれくらいって目安が体感できました
江戸藩邸を辿る〜上杉家編〜
【おまけ】
上屋敷跡から桜田門をくぐり、皇居外苑にある『楠木正成』像とご対面
そういえば楠木正成は関東に来たことあったかなと思って調べてみたら、住友グループが、別子銅山開坑200周年事業としてから宮内庁へ献納されものだそうです
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