たぶん、手は届かないけれど

 「あなたを幸せにしたい」という誓いはおそらくオーソドックスな愛の形で、どれだけ言葉を尽くしても足りない美しさがあるけれど、インターネットが発達したこの世の中では、それが実現できるような状況ばかりではないわけで。

 「あなたの目に映る世界が、少しでも綺麗なものでありますように」という願いも、きっとひとつの愛の形だ。そして「自分もその世界の一端を担う者として、あなたに恥じない存在でいたい」という誓いは、やっぱり言葉が届かない美しさがある。

 私も、この世界の一端であるかぎり、殻に閉じ籠ってぐじぐじなんてしていられないし、猫背は直したいし、人の目を見て話がしたい。そう思える相手に出会えたことは、きっととても幸せなこと。

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