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組織にとっての「太陽」であること

今回は、組織運営における心構えについて書きたいと思います。
活性化している組織というのは、得てして「明るい」ものです。

15年以上前になりますでしょうか、まだまだ私が若いころ、どこにいても笑い声が聞こえる大先輩がいました。
絶対に大変な仕事を担当しているのに、いつも笑っているし、周りを笑わせているのです。

直接一緒に仕事をしたことはなかったのですが、
どこにいても声が聞こえるので、はたから見ても
楽しそうだなと思っていた記憶がありました。

その頃から、組織には太陽のような存在が必要なのだなぁ、あんな先輩になりたいものだ、とそれとなく考えることが多くなった気がします。

太陽ってすごいですよね。
科学的には、ビタミンDは丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素ですが、日光によって活性化されるそうです。また、太陽の光を浴びると、
セロトニンが体内で分泌されて精神が安定するといわれています。ソーラー発電もできますし、、その恩恵は計り知れませんね。


リーダーシップは春の太陽のように

ちなみに、私が考える太陽は夏のギラギラとした太陽ではなく、春のポカポカとした太陽です。

私は、組織運営に必要なのは、春の太陽だと思います。どんなに寒く、厳しい冬があっても、いつかは春が来る。そんなリーダーシップが求められていると感じます。

組織の長であればあるほど、春の太陽をイメージしていつも明るく振舞い、かといってやけどをさせるわけでもなく、包容力のあるポカポカとした心構えが必要です。

春の太陽は、種から芽が出てきて、やがて新緑を導きます。
組織におけるリーダーシップにおいて、夏の太陽のようにあまりに強力な光は、逆に芽を枯らしてしまう可能性があります。また、強力な光は時に深い影を生むこともあり得ます。

企業内において、リーダーとなるべき人は、
ある一定の立場以降、どこかでマネジメントスタイルを変えていくことが重要になってくると、私は思います。

どんなに優秀な方であっても、一人でできる範囲は限られます。
今後大きな仕事をしていくには、いかに人材を育てることができるか、にかかってくると思いますが、その根幹には春の太陽のような心を持ったマネジメントが重要なポイントになると思っています。

昔、太陽っぽい先輩になりたいな、と思っていた私も、後輩から
「しろくまさんが入ってくるとなんかフロアが明るくなりますよね」
と言われたことがあり、自分もそんなことができるようになったかととてもうれしく思ったことがあります。

実際のところはただ、朝に大きな声でニコニコあいさつしているだけだった気がしていますが、そんなことでも明るさを感じてくれる人も多いのです。


温顔無敵

私の合気道の師匠がおっしゃる言葉で、大好きな言葉なのですが
「温顔無敵」という言葉があります。
この記事を書くために改めて調べてみたのですが、船井総研創業者の舩井幸雄さんの言葉だったのですね。

何があっても笑顔でいられる、それが敵を作らずに何事も乗り越えられることだと私も思っております。
いいことがあったから笑顔になるのではなく、
笑顔でいることが、よいサイクルを作り出すのだと。笑顔は組織に太陽のような温かみを与え、活性化していきます。

私も引き続き組織の太陽でありたいと心から思っております。
みなさんもぜひ、組織の太陽になって、組織を活性化してみませんか?


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