しろた

アラサーのしろくま。漫画/アニメ/映画/チョコレート/動物が好き。

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マガジン

  • 七転八起で恋をする。

    性的トラウマがあって「男は死ねばいいのに」と言い張っていた女と「結婚はしない」と豪語していた男が、唐突に恋愛を始め、結婚するかもしれない話。

  • シロクマくらいがちょうどいい。

    日々のなかで感じたことや考えの備忘録。

最近の記事

セックスについて考えてみる。

自分たちのセックスについて語る場面は極めて少ない。 それは、恥じらいの国ニッポンだからかもしれないし、紳士淑女の体裁で生活を送っている私たちの“外面”のせいかもしれない。あるいは、私が体験した性にまつわる暴力のせいであったり、彼が“慎み深さ”を重んじ、セックスに異議を唱える恋人を軽蔑するからなのかもしれない。 1.「する」「しない」という静かなる戦いかくして私たちは密やかに交わり、快楽を共有し、愛情を深める。 時が経つにつれ、やがて彼は一方的な理由を告げたり告げもせず、その

    • 「自分との向き合い方」を考えてみる。

      1.適応障害というものになりました。診療室で、椅子を揺らしながら医者は気難しげな顔で私の書いた紙を眺めていた。それから、静かに泣き続ける私の方に向き直ると言った。 「随分と長いこと放っておいたね」 私はただ頷くしかできなかった。 休職するのに診断書がいるから、病院に行く前に心身の変化を書き出しておいた。書き出して一番驚いたのは「自分が不調であることを許せなかった」ということ。1年前から胃腸はぼろぼろで身体は悲鳴をあげ、休もうとしない私にサインを送り続けていたことには気がつ

      • 私の“ジョー”は、あしたのために戦わない。

        「私がミュージカルを観るとバカにするのに、好きな歌手がミュージカルを始めた途端に関心を持つなんて、あなたの価値観ってお手軽ね」 「アグレッション。やめて」 「電気を消し忘れていたから、さっき私が消しておいたよ」 「ありがとう。でもアグレッション?」 私の悪癖のひとつに彼が「アグレッション」と呼ぶものがある。 aggression。 直訳すれば「攻撃」。私の婉曲的な物言いに潜む棘に彼は気づいて不快になり、「攻撃的だ」と指摘してくる。 長いこと、私は「彼が神経質なだけ」とま

        • 「優しい」ってなんだろう?

          同僚の男の人が口にした一言があまりにもクリティカルヒット過ぎて、1日経っても私の脳と心は痺れたままだ。 「世の中に“優しくない彼氏”っているんですか?」 彼が言うには、世の中の彼女の多くは「彼氏のどこが好き?」と聞かれて「優しいところ」と答えるのだそう。「彼はちょっとルーズなところがあるけど、でも優しいから好き」「私には優しくしてくれるから愛されてるなって感じる」「私が嫌なこと言っても怒らないし常に優しい」etc.... 答えは「いるんです」。 恋愛=ALLお花畑ではな

        セックスについて考えてみる。

        マガジン

        • 七転八起で恋をする。
          4本
        • シロクマくらいがちょうどいい。
          3本

        記事

          詩織さんの報道を見て思うこと

          姿も顔も隠さず、実名でレイプ被害の記者会見に臨んだ詩織さん。 仕事で忙しくて、そのニュースを知ったのはネット記事からだった。タイトルと概要を目にしただけで、胸が震えて先を読むことができなくなった。それからしばらく経ち、ようやく記事を読み、詩織さんが受けた待遇よりも、詩織さんの言葉が当時の私が毎日抱えていた言葉そのもので、電車の中で涙をこらえた。 その夜、夢を見た。警察がやってきて、真実を明らかにする。 「あなたが数年間、飲まされ続けていた睡眠薬と薬物を検出しました。あな

          詩織さんの報道を見て思うこと

          ロード・オブ・ザ・エンゲージリング

          またの名を「婚約指輪戦争〜仁義なき男女の戦い〜」ともいう…。 縁起でもないタイトルだけれど、婚約指輪って冒険の始まりでもあり、葛藤を生むものでもあると思う。 ちなみに、下記が「ロード・オブ・ザ・リング」の概要。 『指輪物語』を原作とする実写映画化作品。絶大な力を秘めた「一つの指輪」をめぐり、選ばれし旅の仲間9人と、冥王復活を目論む闇の軍勢との戦いと冒険を描く。 絶大な力を秘めた「一つの指輪」をめぐり、選ばれし夫婦2人と、実験支配を目論む嫁両親との戦いと冒険を描く…(婚約

          ロード・オブ・ザ・エンゲージリング

          52ヘルツの歌は今日も海に漂う

          昨日、「52ヘルツの鯨」の話を聞いた。 きっかけは音の話。音というのは空気よりも海の中の方が速く伝わるらしい。鯨やイルカの声を遠いところで拾えることを考えると何も不思議じゃないなとは思う。 そう話していたら彼が思い出したように孤独な鯨の話を始めた。 「しろたは『世界でいちばん孤独な鯨』のことを知ってる?」 「孤独な鯨?」 「うん。世界にたった1頭しかいない鯨の話だよ。さっきも話したけど、音には波のような振動数がある。『周波数』だね。音の高さが違うっていうイメージかな。同

          52ヘルツの歌は今日も海に漂う

          シロクマくらいがちょうどいい。

          「フローズン・プラネット」か何かのドキュメンタリー番組をたまたま観ているときだった。「恋をするならシロクマがいい」と思った。 シロクマはどうも1匹であの真っ白な世界を生きているらしい。 たった1匹で凍てつく白い氷の上を歩き、食い、眠り、また歩く。そんな毎日を過ごす。そうして繁殖期が巡ってくると、オスはメスを求めて、またひたすら歩き続ける。歩いて、歩いて、歩き続けてようやくメスに出会う。そして、求愛し、時間をかけてメスをその気にさせる。 けれども、彼女を求めているオスは、

          シロクマくらいがちょうどいい。