【詩】惑星ちがい
ぼくは別の惑星の住人だと思う
みんなが起きている時、ぼくは寝ている
みんなが寝ている時、ぼくは起きている
みんなが悲しんでいる時、ぼくは喜んでいる
みんなが喜んでいる時、ぼくは悲しんでいる
みんなが笑っている時、ぼくは黙っている
みんなが黙っている時、ぼくは笑っている
きっと任務に選ばれたんだ
この惑星の住人について知りなさいって
ここに来たときの記憶がない、そんな状態さ
でないと辻褄が合わない
何もかもが違うから
もうよくわかったよ
この惑星の住人についてよくわかった
ここにいるとぼくとしていられないことがよくわかったから
お迎えが来るまで、あとどれぐらい?
いつまでここにいなきゃいけないの?
自分で脱出しろってこと?
そもそも任務の報告先は?
ぼくはいったい、どこの惑星に帰ればいいの?
置き去りにされたとわかって
ぼくはひとりで夜空を見上げる
草原の中 星が綺麗すぎて
ぼくはおもわず 涙が出そうになった
していただけると嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。