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【怒らないこと】「怒りの感情をコントロール」して心の平穏を取り戻す5つの方法[Part1]

📚アルボムッレ・スマナサーラ|怒らないこと

こんな方におすすめ!
✅怒りの感情をコントロールしたい!
✅喜びある、幸福な人生に変えたい!

 今回は、『怒らないこと』から学んだ、怒りの感情による悪影響と、怒りの感情のコントロール方法について紹介します。怒りは、自分を滅ぼし不幸にするものです。しかし、考え方次第で怒りの感情はコントロールすることができます。ぜひ、幸福な人生に向けて、怒らない人へと成長しましょう。

【怒りの原因】
💢自分に満足できない
💢自分の希望が叶わない


1.怒りの感情が自分を滅ぼす

【怒りの要因】
▶︎罵られる
▶︎いじめられる
▶︎負ける
▶︎間られる

 怒りの要因であるこれらの暗い感情が、反芻されることで、怒りの感情へと膨張します。つまり、暗い感情が怒りになるときのポイントは、自分自身の反芻です。では、暗い感情を反芻しないようにすれば、怒りの感情にならないはずです。そのために、まずは怒りについて知ることから始めましょう。

怒り(拒絶)破壊⇄愛情(受容)創造

 怒りとは、簡単にいうと拒絶です。「嫌だな」という否定の感情が怒りになります。また、怒りの反対は愛情で、これは受容を意味します。愛情とは創造する力であり、反対に怒りは破壊する力になります。そして、怒りの感情は、まず自分を破壊します。怒りの感情が反芻されると、自分を不幸な状態にし、いずれ自分を破壊します。そして、自分が破壊された後に、相手を破壊します。これが怒りによる破壊の流れです。ここでのポイントは、一番最初に破壊されるのは、自分自身であるということです。
 よって、幸せになりたければ、怒らないことです。自分を幸せに導くためには喜びが必要です。怒りの反対が喜びであり、この二つは相いれません。つまり、喜びを得るために、怒りをなくす必要があります。


2.エゴを捨て、常に学ぶ

 謙虚さとは、常に学ぶことです。学ぶべき対象は全てになります。これには、自分のエゴを捨てることが必要になります。エゴとは、「私は正しい」と思うことです。しかし、完璧に正しいことなどあり得ません。また、「私は正しい」と思っていると、学びの機会を逃し、自分の成長を止めることになります。そこで、自分のエゴを捨て、全てのものから学ぶ姿勢をもちましょう。その謙虚さこそが、怒りの感情を生まないポイントです。


3.瞑想で今の自分に気づく

 怒っているときは、頭が働いていません。それは、論理的に考えられない状況で、もはや人間ではありません。この怒りの感情に気づくことが、怒りの対処には大事になります。つまり、怒りの感情を消すには、怒りの感情に気づかなくてはいけません。そのために、瞑想をしたり、鏡を見ることをおすすめします。これらは、今の瞬間の自分に気づくための行動です。そして、怒っている自分に対して、怒ることは頭が悪いことで、自分を滅ぼすことだと認識させましょう。この行動により、冷静さを取り戻し、怒りを消すことができます。


4.自分視点の「正しい負けず嫌い」

 相手との戦いに負けて悔しがる、これは正しくない負けず嫌いです。
「正しい負けず嫌い」とは、自分のやるべきことに対して、やるべきことをやらなかった時に恥ずることです。つまり、相手との勝負ではなく、自分との勝負です。だから、自分の精一杯を出せたなら、それで良いのです。相手の存在理由は、倒すためではなく、自分の目標数値と思うことです。自分よりもレベルの高いライバルは、ただの目標数値として、目指すのは悪くないと思います。しかし、悔しがるのは、目指す過程で、自分の精一杯が出せたか、出せなかったかで判断しましょう。相手を倒せたか、倒せなかったかではありません。そこにこだわると怒りの感情が生まれます。あくまで、自分視点で「正しい負けず嫌い」になりましょう。


5.受け入れる力

 常に冷静に受け入れる。相手の背景を感じ取り、問題を取り出し、怒る前に解決と改善を考えることが大事です。戦うことが怒ることではありません。そもそも怒らない人格でいることが真の怒りのコントロール方法です。そのためには、その時その時の状況を受け入れる必要があります。受け入れるとは、それだけで愛情になります。そして、愛情があれば、怒りはありません。さらに、この受け入れた状況を楽しくすることができれば最強です。ぜひ、その時その時の状況を受け入れて、楽しくするために行動してみてください。


まとめ

 今回は、『怒らないこと』から学んだ、怒りの感情による悪影響と、怒りの感情のコントロール方法ついて紹介しました。そもそも怒らない人が最強ですが、どうしても怒りの感情が生まれることもあると思います。しかし、そんな時は今回紹介した方法を参考に、怒りの感情をコントロールしてみてください。怒りのコントロールには、自分を見ることが大切です。ぜひ、受け入れる力を身につけ、愛情を増やせるように少しずつ成長していきましょう。

 最後まで読んでいきただきありがとうございました。


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