タスク管理方法を見直してみた。

私はタスク管理が苦手だ。

30年間、いや、赤ちゃんの時はタスク業務なんてないか。宿題を業務と見なすとして、20年間はタスク業務をしている。幾度となく失敗を経験して、原因を分析しているので、おおよその敗因は分かっている。私のタスク管理が苦手な原因は大く2つにある。

1つ目は、To Doリストを決まったノート、デバイスに書き残さないことだ。言い換えると、今日は適当な裏紙、今日は気合を入れて専用のToDoリスト用紙に記載する、といった様に思い立ったらその場にある紙に書いている。いざ必要な時間(朝の出発前や仕事前)になると用紙がなく、自分の記憶勝負となってしまっている。近年では完全に諦めてしまい、自分の記憶できる範囲の仕事だけ行おうと決めてしまっている。

・・・が、そんなことできるはずがない。自分の仕事量をコントロールできていたら、仕事できずにうじうじ悩むなんてことはなさそうだ。自分の頭の中では『今日はこれ以上仕事受け付けません』と言っていても、そんなこと目の前の人、ましては家族でも友達でもない人には伝わらない。次々に仕事は舞い込み、私の思考回路はショートしてしまう。とりあえず目に見えるところから作業を取り掛かり、その結果、優先順位の高いものを忘れて、とんでもないことになることも稀にある。


2つ目として、To Doリストを読んでも忘れてしまうことにある。これは、どうしようもない。遠方の姉にお土産を渡す予定なのに、玄関までお土産をセットしておいても忘れてしまう程の実力の持ち主だ。“忘れ物選手権”があったら、地方大会は優勝できる気がする。残念ながら、そんな自慢できることではないし、そういう大会も現時点ではなさそうだ。

忘れることが嫌なので、本当に大事なことは寝る前に何回も念じて寝る。しかし、私の頭は幸か不幸かリセット機能に優れているのだ。そんな私ごときの祈りなんて一切通用しない。スッキリした朝を迎え、準備を終え出勤し、仕事を開始して、滑り出しの良い朝だ!なんてご機嫌になっているころに重大なことを忘れていることに気付くのだ。ルンルン気分から一転し、自分の不甲斐なさにガッカリする。負の感情は最悪1日引きずることだってある。


こんなに分析できているなら、なんとかすればいいじゃん。と思われている方、沢山いるだろう。私だって何とかしたいが、できないから分析しまくっているのだ。毎回小さいことなら、挽回できる。しかし、稀に挽回できない物忘れを経験する。そんな時は、流石に自分を変えようと行動に出るのだ。


この前、ちょうどそのような事があった。実業務には直接関わる部分でないが、書類を忘れてしまい、何人かの人に迷惑をかけてしまった。自分だけ損をするなら良いが、他人には迷惑をかけてはいけない、が私の信条である。その約束事に反いてしまったからには、なんらかの罰則(行動変容)を与えないといけない。

そこで、私が受講しているオンラインのキャリアアカデミーの仲間に相談した。そこで得た結論としては『スマホでタスク管理をする』であった。実はやったことがない訳ではない。ただ、アプリを開く労力が面倒になり、次第にやめてしまって以降、スマホで管理するのは辞めてしまっていたのだ。

そこのお仲間達はとても親切で、なんとオススメのアプリと、使用方法まで解説してくれたのだ。やらないわけにはいかない。オンラインの講義が終了した後すぐにインストールした。そして、教えられた通りにスケジュールとToDoのウエッジウッドを一番最初のホーム画面に貼り付けたのだ。

簡単である。15分以内にデフォルトは完成し、予定とToDoを埋めた。
しかも、スマホを開ける毎に見えるもんだから、大事なことはその度に思い出す。もう、無駄な寝る前の祈りはいらなくなったのだ。今日は枕を高くして眠れると喜んだのだった(いつもぐっすり寝ているが)。


一番最初のホーム画面。これくらいの存在感が私には『丁度良い』らしい。


ついでにi Padにも貼り付けてみた。個人的にはi Padの方が見やすい。


1週間が経過したので、結果報告すると、忘れそうになっている。ただ、ギリギリのところで気づき、引き返して難をのがれている。効果ありと判断して良さそうだ。
そんな風に喜んでいたら、書類を読み込むのを忘れ、危うく集合時間に遅刻しそうになった。今度は配布資料を事前に目を通すというToDoも書いておこうと反省し、のろのろと仕事を始めたのだった。


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