ニューポジション
友達、家族、恋人、知り合い、同僚、仲間
どれにも当てはまらない。
不思議だった。いつの間にか話していつの間にか相談をしていつの間にか笑いあっていつの間にか飲みにいっていつの間にか楽しいねって言い合って
縁 という言葉では収まりきらない縁だった
心の中に「君」というポジションが確立されていた
四六時中連絡をとったり、電話をしたり、キスをしたり、手を繋いだりはしない
でもお互いに愛を感じている。
君はしきりに「最初話したときからこの人は楽しい人だからまた会うに違いないと思った」と笑いながら話してくる
その通りになっている。
そんなに長く生きているわけではないけど 人生で初めての経験、感覚だった。
君の悲しんでる顔は絶対に見たくないし、そんな事があったなら全力で守りたい。
なんというか放っておけない存在だ。
でもポジションは「君」だ
どのカテゴリーにも属さない「君」
不埒な色気や、色恋に魅力を感じた訳ではない。
なんなら全くといっていいほど感じない。
でも、放っておけない「君」
「ほんとに得するポジションを見つけたな君は」
僕が笑いながら言うと君は
「そっちこそ」と笑って返す
そうか僕も君の中の君になっているのか。
なんだか分からないけど嬉しくて安心するよ。
最後まで読んでくれてありがとうございます。 スキしてくださるととても嬉しいです。 してくださらなくても、目を通してくれてありがとうございます。