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073 たかさごの【令和訳百人一首】

【原文】

高砂の 尾上の桜 咲きにけり

外山のかすみ たたずもあらなむ

(前中納言匡房)


【個人的解釈】

遠くの山の峰に桜が咲いた。

近くの低い山に春霞が立たないといいな。

桜が見えなくなってしまうから。


【感想】

「遥かに山桜を望む」という題の歌合で詠まれた首。

近くの春霞の表現が入ってるから、イメージしやすいよね、遠くの山の風景とか桜の感じとかが。

昔に、東海オンエアでも企画としてやってたけど、家から見える風景の一部と化してるあの遠い山って本当に存在するの?山なの?って思ったことありませんか?

私もそれ考えちゃうタイプなんですよね。あの山ってどこにあるんだろ?何の山なんだろう?って思ってしまう。

富士山とかに対しては抱かないんだよね。あの連なってる山なのよ、気になるのは。


【令和に言い換え】

今日は旅行で念願のスカイツリーに来たんだ!

頼む、晴れててくれよ…

綺麗な富士山を見たいんだよ…!!!


【備忘録】

・高砂:「外山」に対する高い山、という意。

・尾上:をのへ。山の高いところ、峰の上。

・外山:人里に近い山。


【自己評価】

★★★☆☆

雨女の私は、綺麗な風景とか晴れてれば見られるもの、とかには無縁の人生です。

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