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025 なにしおはば【令和訳百人一首】

【原文】

名にし負はば 逢坂山の さねかづら

人に知られで くるよしもがな

(三条右大臣)


【個人的解釈】

逢って共寝すると名を持つ逢坂山のさねかづらよ。

名の通りかずらを手繰り寄せるように

人知れずあなたのもとへ通う方法があればいいのに。


【感想】

なんで人知れず通う方法なんだろう…

すごく、素敵な首なんだけど、人様に言えなかったり隠れたりする関係って果たして幸せかね?

若い女が飛びつくシーズンフレーバーみたいに期間限定的なものだとおもうんだよなあ。

そんなこと言ったら永遠の愛ってなに?って感じだけどね。まあ存在しないんですけどね、そんなの。

矛盾!

たまたまさっき、ドラえもんの付箋が目に入りました。

人知れず通う方法、これやん!どこでもドアやん!

ドラちゃんをよびよせないと…!どこにいるの!

いますぐ平安の時代まで飛んで!そのあと私のところにきて!

一生分のどら焼き用意しとくわ!(餌付け)


【令和に言い換え】

ねえ、どこでもドアさん。

名前の通りどこにでも行けるなら

誰にもばれずにあの人の元へ連れてってくださる?


【備忘録】

・逢(掛詞)

①逢坂山

②逢う

・さね(掛詞)

①さねかづら:木の名前。つる性の常緑木。

②さ寝:男女が共に寝ること。

・くる(掛詞)

①来る

②繰る:細く長いものを手元に手繰り寄せる。

・よし:手段、方法・

・負ふ:名を持つ。言われている。

※「逢ふ」は「さ寝」の縁語。


【自己評価】

★★★☆☆

どこでもドアあったら、何に使うか。

永遠に話せるテーマですよね。私は旅行とかにも使いたいけど、

通勤が怠すぎるから、それに使うかなあ…。

いつか、交通手段:どこでもドア、と入力できる日を願って…。


どうでもいいけどドラちゃんて飲み物なしであんなにどら焼き食べられるのすごくない?

のどに詰まって死んじゃうよ。


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