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087 むらさめの【令和訳百人一首】

【原文】

村雨の 霧もまだひぬ まきの葉に

霧たちのぼる 秋の夕暮れ

(寂蓮法師)


【個人的解釈】

激しい通り雨のしずくがまだ乾いてない立派な木に

白い霧が立ち上る、秋の夕暮れだ。


【感想】

70番や三夕の歌のように、秋の夕暮れを使ってあはれを詠んでいる首。

でました、秋の夕暮れ!悲しいやつ!

そろそろ秋も終わりだな…というかもう、冬入った?

東京って雪が降らないから、秋の延長だと思ってたらいつの間にか春が来る…という感覚。

雪国出身者ならわかってもらえる…?

この歌の状況、経験したことないな。湿気ものすごそう。

最近ってゲリラ豪雨まだ続いてるの?ゲリラの時って雨の勢いすごくて、霧が立ち上ってるがの如く視界が真っ白だわね。


【令和に言い換え】

通り雨の跡がまだ乾いてない

109に白い霧が出てきた秋の夕暮れだ。

いつも盛り上がってる渋谷も

なんか、エモ悲しいな。


【備忘録】

・村雨:激しく降る通り雨。

・ひる:干る。乾く。

・まき:立派な木。スギやヒノキなど。


【自己評価】

★★☆☆☆

東京に5年住んでたけど、一度もゲリラ遭遇しなかったから、そろそろ雨女卒業してもいいよね?

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