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069 あらしふく【令和訳百人一首】

【原文】

嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は

竜田の川の 錦なりけり

(能因法師)


【個人的解釈】

山嵐に吹かれて散った

三室山のもみじの葉が竜田川へ流れて

水面は錦を織ったように美しい。


【感想】

三室山も竜田川も昔からもみじの名所として様々な歌が詠まれてきた。

この首はそうした常套的な趣向を踏まえた上で、もみじが錦に転じたこといに気付いた、という内容で色彩感のある華麗な印象を与えている。

錦って当時めちゃくちゃ綺麗なものだったんだろうな。今見ても綺麗だろうけど。(生で見たことない)

紅白で歌っている演歌歌手の着物とか、テレビの画質が上がった今見るとはちゃめちゃに綺麗に見えるものね。やばいもんね。舞台の大きさとか照明に負けず劣らずあのお召し物自体が輝いてるもの。

新車数台買えるようなお値段なんだろうな、トータル。

まあでも、お召してる人によってもね、見え方変わりますからね。

あのスワロフスキーを全身に散りばめた超絶高級ブランドであるジュディスリーバーのシンデレラバッグだって、その辺の女が持ったら原宿の古着屋に売ってるサブカルぶったものにしか見えんのよ。

叶美香さんが持つからシンデレラなのよ。

何を身に着けるのかはもちろん個人の自由だし、否定されるものではないけど、やっぱり好きなブランドの似合う女ではいたいな、って常に思います。

まじいつかetro着たい………!


【令和に言い換え】

川に散りばめられた満面のもみじ。

ジュディスリーバーのバッグさながらの綺麗さ。


【備忘録】

・嵐:やまあらし

・三室の山:奈良県生駒郡斑鳩町の山。もみじの名所。

・竜田川:奈良県生駒郡を流れる川。

・錦:金銀な数種の色糸で織られる美しい模様の絹織物。


【自己評価】

★★★☆☆

美香さんのお胸に顔をうずめたい女って、男と同じくらいの割合でいるとおもうのよ。どうです?

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