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064 あさぼらけ【令和訳百人一首】

【原文】

朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに

あらはれわたる 瀬々の網代木

(権中納言定頼)


【個人的解釈】

夜明け、宇治川の霧がとぎれとぎれに晴れて

あちこちの浅瀬の網代木がだんだん見えてくる。


【感想】

早朝の宇治川の様子を写実的に読んだ首。

景色の綺麗さのみを詠まれると、言い換えようがないんだよなと毎回思っちゃう!

そういう道具使って漁してたんだあ、とか、貴族にはこの光景が新鮮だったんだろうなあ、とかっていう気持ちにしかならないよね。

私たちパンピーにとっては普通の光景でも、お金持ちからしたら不思議なことって今もあるのかなあ。

金持ちの知り合いがいないから全然分からないけども。。。

カップ麺食べたことない的な?電車乗ったことない的な?

更に調べたら、源氏物語の悲しい恋の舞台を思い出させるような首でもあるらしいです。


【令和に言い換え】

早朝のこの川の綺麗すぎる景色。

流行った恋愛小説を思い出すな。


【備忘録】

・宇治:京都府宇治市。

・川霧:川の霧。

・瀬々:たくさんの瀬。浅瀬。

・網代木:漁具である川の浅瀬に杭を打って竹や木を編んで並べ魚を追い込む網代の水中に打つ杭。

・たえだえに(掛詞)

①とぎれとぎれに

②切れ目切れ目に


【自己評価】

★☆☆☆☆

川も漁も経験なさ過ぎてぶん投げました。

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