「憧れのカメラマン」をあなたは手放して良い

「松本病」という言葉をあなたは知ってますか？

これはどうやら芸人さんたちの中である言葉らしいんですが、どういう意味かというと

「みんなダウンタウンの松本さんに憧れて松本さんの真似ばかりするんだけど全然上手く行かないくて、それを辞めて『自分にしかできないこと』をやり出した芸人から売れていく」

という病気なんだそうです。

これを読んでるあなたはもしかしたら
「あんなすごい人なんかなれるわけないじゃんw」
って思ってるかもしれません。

でも、いざ自分のこととなると見えなくなってしまうのは世の常。

僕自身、ずっと憧れてたカメラマンがいまして。

その人のnoteをめっちゃ読んで

その人の機材を揃えようとして（高くて買えなかった）

その人のレタッチを真似ようとして

その人の生活を真似ようとして

その人の発信の仕方をそのままやって

ってことをズーーーーーーーーーっとやってました。

でもですね、結果的には

『この人には僕はなれないんだ』って気がついたんです。

ここまで真似たとしても、その人の撮る写真にはどう頑張っても近づかなかったんです。

でもそんなのは当たり前なんです。

だって僕はその人になれないけど、その人だって僕にはなれないからです。

昔Twitterで見つけた

『俺はキムタクにはなれないが、キムタクも俺にはなれない』
という言葉。非常に響きました。ありがとう。そのまま引用しました。

ちなみに僕が憧れてた写真家さんは「濱田英明さん」という方でこの人のSNSをずっと追っかけたりしてました。

実は本人も同じようなことをInstagramのストーリーズで言っていたんですね。

https://www.instagram.com/hamadahideaki/

ああああああああああああああ。。。。。

なんて優しい文章なんだろう。。

これを読んでますます濱田さんみたいになりたい！と思ったのは言うまでもないでしょう。
いや、それじゃいかんのです。

これってでも、カメラマンに限ったことではないと思うんです。

憧れを抱く事自体は悪いことではないんですが、『自分自身を極めていくこと』の方が大事だったりするんですね。

自分にとっての幸せを知る

「突然説法か何かですか？」と言われそうですが、僕は『自分の幸せ』というものを本当の意味で理解はしてませんでした。

・年収1000万達成する
・有名人を撮る
・フォロワー1万人いく
・モテる
・友達がたくさんいる
・ブランド物たくさん持ってる
・タワマンに住んでる

こういった世間的に言う「勝ち組」みたいなものが自分にとっての幸せだとずっと思ってたんです。

もちろんこれが幸せだと言う人もいます。
お金がないよりある方が良いに決まってます。

でも一時的に年収が上がっても、有名な人や企業さんと仕事しても、ブランド物買っても幸せではんかったんです。
「もっと嬉しいかと思ってた、多分まだ足らないんだ」
としか思えなかったんです。

その先にあるのは単なる虚しさです。

だから僕自身

いったいどうしたら幸せなのかを考えたんですね。

ある事業者さんからこんなことを聞かれました。

「ゆー。君が仮に無人島に行ってもやりたいことって何？」

無人島。。
もうもはやそれは「誰かに褒められたいから」とか「お金になるから」といったことが無くなってもという意味でもあります。

そこで出てきたのは
「僕が撮りたい写真を好きなだけ撮りたい」
ってことだったんです。

そこなんですね。

自分自身の『源泉』となる部分までやらないと出てこないんです。

「これならいくらでも出てくるわ！」

ってことをやるんです。

ある意味
「好きな写真を撮れてたらもうそれだけで自分は成功者だ」
ってことでもあります。

それこそが唯一無二になるし、人からみて「良いね！」と言われることでもあるんですね。

いつの間にか自分を真似する人が現れる

そうやって憧れの人を手放して、あーでもないこーでもないって考えながら写真を撮り続けてると

「あなたの写真の撮り方を教えてください！」とか
「レタッチってどうしてますか？」
「使ってるレンズを教えてください！」
って言われ始めたりします。

正直最初の頃は

「いやいや、まだ僕も納得いってないんですよ！」
「こんな写真でいいの！？」

って思ってました。

でも、人の役に立つならと思い教え始めたんです。

そうやって真似される立場になって思うのはやはり

「自分の好きなように好きな写真を撮っていいんですよ〜」ってことです。

だって、あなたは僕にはなれないし僕もあなたにはなれないから。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

このテーマは結構前から書きたかったことで、少し迷ってることでもありました。

そう言う自分も誰かの影響を受けてる可能性もあるし、定期的に立ち返ってみる必要があるからなんですね。

ぜひあなたの「これを撮っていればそれで良い」というものを見つけてみてください。

きっとそれがあなた自身の個性になるはずです✨

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