お客さんって「お金の無駄」ではなく「〇〇の無駄」を気にしてる
「君は『笑顔で撮れなかったら全額返金します!』というメニューを作って出しなさい」
数年前の話なんですが、あるカメラマンの方にそう言われたことがありました。
実績のある方だったので、結構僕は愚直にその言葉を信じて実行していた時がありました。
結果どうだったかというと、申し込みはほとんどありませんでした。
その結果を踏まえて、今の人たちが何を求めていて何を求めていないかを今回は書いていきたいと思います。
1.現代の人たちが無意識で大切にしてるのは「お金」ではなく「時間」
現代の人たちは「時間の無駄」に対して非常に敏感になってるんだと思うことが結構あります。
これはAmazonのプライム会員になったときやYouTubeを視聴するときに思ったことでもあるんですがAmazonプライムの『プライムビデオ』ってサービスって映画が見放題なんですよね。
で、入った当初って
「今まで観てみたかった映画全部観るぞー!!!」
って意気込んでたんですがいざ観るってなっても全然みないんですねこれが。
映画って大体一本2時間あるので観ようと思ったらそれなりに覚悟してみなくちゃいけません。
つまり
「面白くない映画だと時間を無駄にする可能性がある」
ってことなんですね。
なので意識すべきは
「『無駄な時間だった』と思われないようにするための工夫」
なんですね。
2.無駄な時間だったと思われないようにするために
じゃあ無駄だと思われないためにまずお客さんが入口の部分で何を見て判断しているかを書いていきますね。
結論からまとめると
・お客さんのレビューとその対応
・ブランド価値
・価格
・価値観
・安心感
といった感じになります。(めっちゃあるやん)
なかなかここまで全部100点に近づけるって大変ですが、意識すべき部分でもあるので頑張っていきましょう。
お客さんのレビューとその対応
まず「お客さんのレビューとその対応」ですが
これは言わずもがなレビューの良さですね。
上にも書いたサブスクの映画や番組はまずレビューから見る人も多いんじゃないでしょうか?
「これ星3か〜、ちょっと微妙かな。。」
「この星4.8ってどんな映画なんだろ?気になるな。。」
って感じで見てませんか?
もしくは食べログやグーグルマップで見てませんでしょうか?
それくらい他人の評価ってめっちゃ重要なんですよね。
さらに、今はレビューに対して事業主がコメントできるようになってたりします。
酷評レビューに対して
「それはウチが悪いわけではない」
というようなコメントをたまに見かけたりしますが、そういった対応の良し悪しも全部見られてるので意識すべき部分だと思っています。
ブランド価値
これはこの商品を買ってることでの充実感だと思っています。
ハイブランドのものを例に上げるとしたら、それを持ってるだけでちょっとした優越感みたいなものがあると思います。
それと一緒で
『自分の商品を買って周りの人からどう思われるか』
というのが非常に重要なポイントなんですね。
仮にですが、僕は今家族写真をメインに撮ってますが家族写真を撮ってる僕が不倫なんかをして世の中にそれが広まってしまったら、一般の方は僕に家族写真を撮ってもらいたいと思うでしょうか?
まあ思わんですよね。笑
ブランド=イメージでもあるので
「この人からこの商品を買ってることが誇りだ」
と思ってもらうことは非常に重要なんです。
価格
これは安ければいいってものでもないんですね。
「いい商品を安い価格でお客さんは買いたいと思ってるに違いない!!」
と僕は起業当初盲信していたんですが、全然そんなことはありませんでした。
というのも、一般の相場よりもえらい安くしてもお客さんは増えなかったからです。
もちろん高すぎてもお客さんは来ません。
「金儲けに走った」
と思われる可能性もあります。
なので、相場を調べ適正な価格を知る必要があります。
なんならお客さんの方がいろんな比較をしまくってるので価格に関してお客さんの方が詳しい場合もあったりします。
人って自分の平均の中から「高いか安いか」を判断するので、平均よりも高ければ『相応の理由』も必要だと思ってください。逆も然りですが。
価値観
価値観とはその人、お店がどういったコンセプトや考えを持ってやってるか。
結構この辺を意識してる人やお店さんって少ないなぁって思います。
それを言語化することってかなり相手に興味を持ってもらえるので。
上でも書きましたがお客さんって基本色々と調べて比較をして購入することがほとんどなので、仮にカメラマンが横並びになった時に最後の決定要因って
「この人の考え方がなんとなく好きだから」
だったりするんですね。
なので、日々のSNSやHPの更新って結構見られてると思った方がいいんですね。
安心感
総合するとになりますが、つまりお客さんは「時間を無駄にしないで済みそう」という安心感を買ってることになります。
例えば「牛丼が食べたい!」となった時に、見知らぬ個人のやってるお店に入るのか、吉野家に行くのかは答えははっきりしてるかと思います。
僕らって往々にしてそういった安心感を買ってたりするので、それがリピートにもつながったりするんですよね。
「またここにしよう」って思ってもらえることが非常に重要なんだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は時間についての話をさせていただきました。
お客さんを見るのもいいんですが、まず自分が何に価値を感じていて、そして実際に何をどういう理由で買ってるのかを日々意識することが重要かなと思っています。
ぜひ意識してみてくださいね〜✨
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