科学やテクノロジーは人を救わない。
年始から沸々と感じていた「科学やテクノロジーの限界」みたいなものを、ここに書き留めておこうと思う。
年始の能登震災は、正月という季節性もあってか本当に衝撃的であった。自身が被災者ではないものの、年明けから何とも言えない、やるせない感情にわたしはどっぷりと包まれていた。
能登と言えば、美術や工芸においても豊かな文化を持っている土地であり、かつて個人的に足を運んだこともあった土地だ。想像がつかないほど遠方でないこともあってか、ある程度の共感ができてしまうのも幸か不幸か感情に拍