糖質制限でもハンバーガーが食べたい、バンズ抜きの壁
自分は、糖質制限をしているのだが、ハンバーガーは、糖質は誤差の範囲内なのだが、小麦粉を使っているため血糖値が上がりやすい(グリセミックインデックス=GI値)ので、できればバンズ抜きで頼みたいのである。
わがままと思われるかもしれないが、某バーガーチェーン店Aのパティはそれほどまでにおいしいし、代替品を自分で作る能力もないので、ごく稀に頼みたくなることがあるのだ。
そして、その際、小麦粉由来のバンズを残すのがとても苦痛なのだ。本来ならば、もったいないお化けで育った世代。残さなくていいのなら、バンズ抜きという注文をしたいのが、食べられずに廃棄されてしまう食べ物への配慮というものであると思っている。
何度も言うが、伊達や酔狂でやっているのではない。
某バーガーチェーン店Bのように、糖質制限向けのハンバーガーを出しているところもあるのだが、
どうにも高額で、なかなか手が届かないうえに、やはり某バーガーチェーン店Aのパティのほうが好きなのである。
そして、いつもはモバイルオーダーを使うのだが、もちろんバンズ抜きなどという注文方法はあるはずもない。
月に数回のことなので、なんとかバンズは持ち帰ってフレンチトースト(豆乳とラカントで作る)にしてごまかしていたが、それでも小麦粉なのでGI値が高く、すぐに血糖値が上がってしまうのだ。
そのような苦悩を抱えつつ、ある日、モバイルオーダーの朝マック時間帯の期限を過ぎてしまい、10時23分ごろだったか、
店舗に到着し、そこはセルフオーダーを取り扱っている店だった。
最初は、モバイルオーダーと同じタイミングでケチャップ抜きなどを選べるところがないので、あれっ?と思ったが、
最後の最後に、「バーガーを自分好みにカスタマイズする」というコーナーがあり安心したと同時に、「パティ」という選択肢があり、ついにこの企業も糖質制限ニストを応援するようになったのか!!!と感動すら覚えて嬉々としてオーダーし待っていると、
番号で口頭でのみの呼び出しがかかった。なにか訊くことがありそうである。
紙でくるむと、油でべちょべちょになってしまうが構わないか、とのことだった。
バンズ抜きというのを不思議がられたので、アレルギーということにしておいた。
それにしては、一緒に頼んだナゲットとの整合性がつかないのだが。
まあ、この店舗はまた数か月行かないと思うので忘れてくれるとは思う。
まだまだ、糖質制限に対する敷居が高いなあ、と思わざるを得ない。
糖質制限をしている人は、外食すら許されないのか。
と、鬱がひどくなると、思うことがある。
そばアレルギーの人も、ほかのアレルギーの人も、
堂々と、アレルギーがあるので〇〇抜きで、と注文できるのだが
どうして、糖質制限の、糖質の高いものを抜きで、というのは許されない風潮なのだろうか。
初戦はわがままだと思われているのだろうか?
お酒は、肝臓的に飲める人でも飲まないという選択肢がだんだん認められているというのに?
お酒も、車を運転するから、明日健康診断だから、という「仕方ない」いろんな理由があると思うが、
これも、いまだに「別に飲めるけど飲まない」という選択肢は、なんかいい子ぶってるとか、なんとなく雰囲気が悪くなることがある。
まあ、理由を訊いてきた人との間だけだが。
糖質制限も、「お菓子やめとこ」くらいの感覚で、「糖質を減らす」ということが
もっとカジュアルに取り扱われるようになるといいな、と思うのだった。