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116 【読書記録】 ゆるい生き方


  • タイトルの通り「ゆるい生き方」について書かれた本である。

  • 重視されているのはビジネスは最大効率でこなし、プライベートは自由に生きようというもの。

  • 本を手に取ったきっかけは、ノマド生活に憧れていたときに本田直之さんの本に出会ったから。自分の理想のライフスタイルをしている人かなと思っている。

  • 彼によれば現代の人はビジネスをだらだらと時間をかけてやったりして、ついつい長時間労働になりがち。 それなのに、プライベートでも効率を求めたりしてカリカリするような人が多いのが現状だそうだ。

  • 私も深夜にダラダラと仕事して普段なら1時間かからないものを2時間くらいかけてしまうのでよくわかる。

  • 本書の基本は、仕事は効率をもとめて最速でやる、プライベートは効率など忘れて自由に楽しくやろうということだ。

  • その上で、いくつか「ゆるく」生きるためのコツが書かれている。いくつか気になったものを紹介しよう。

海に行こう

「ストレスの多い人ほど、もっと日常の景色に「海」を取り入れていくべきなのです。」

  • ひとつめは海に行こう、ということだ。これは個人的に非常に理解できる。

  • GW休暇を利用して伊豆大島に出かけていた。海に囲まれた自然豊かな島だが、やはり海が見えると心が穏やかになると強く感じた。

  • また島の人は非常に親切でレンタカーを手配できなかった私たちを送ってくれたりした。

  • おおらかな生活、朗らかな生活がそこにはあって、その原因の一つは海にあるのではないかなと。

  • だから海は「ゆるく」生きるには欠かせないものかもしれない。

パーソナルスペースを大事に

「ストレスのない生活を送りたければ、できるだけパーソナルスペースを侵害されないこと、つまり人混みに近づかないことが重要になります。」

  • 東京で暮らしていると人の多さに辟易することがある。辟易するのがわかっていても行くことがあったが、この本を読んでから人混みは今まで以上に避けるようになった。

  • パーソナルスペースという言葉はなんとなく知っていたが、記憶の彼方だった。今考えてみると、人混みや満員電車が嫌いなのってパーソナルスペースが侵害されているからと感じるからかもしれない。

  • 少なくともGWはあまり人が多いところにはいかないようにしよう。

言葉の速度をゆっくりに

「普段どんな言葉を使うかと同じくらい気をつけたいのは、「どれくらいのスピードで話すか」という問題です。  ハワイで地元のハワイアンたちと話していると、彼らが非常にゆったりとした口調で話すことに気づかされます。一方、ニューヨークのような大都市に住む人たちは、総じて早口になります。おそらく日本でも、自然の豊かな農村で暮らす人々と、都心で働く人々では、しゃべるスピードが違うのではないでしょうか。」

  • 言葉の速さを気にしたことはこれまでなかった。まあ早口なのでゆっくりにしたほうがいいかなくらいはあったけれど。

  • この前、伊豆大島でゆったりとした感覚を手に入れても、都心で生活しているといつの間にか早口に焦るようになるのは言葉の面でもそうかもしれない。

  • 逆に言えば自分の言葉のリズムや、生活のリズムをじぶんなりにゆったりと、ゆるくしていくことは都市生活の重要なライフハックの可能性がある。

  • この本自体は「ゆるく生きる」ためのハウツー本的な感じだけれど、日々の生活に疲れてしまった人には参考になるところもありそうだ。


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