【企画参加】夏の香りに思いを馳せてた🎋おかわり
おかわりです(*'▽')ノ🎋ドゾ❣
「あのさ」
不機嫌そうな低い声が、頭の上から降ってきた。
「ナニ?」
見上げながら、警戒した声で返す。
「今更なんだけど。」
これは説教の前フリ?
やだなぁ、いろいろうるさく言われんの。
この背の高い幼なじみは、
普段から無口な癖に、
たまに口を開くと説教ばかり。
めんどーくさい男。
「だから何?」
彼に負けないほどのぶっきらぼうな声を出して、
仏頂面の彼を威嚇してみる。
何よ、そんな不機嫌そうな顔したって負けないから。
「お前さ。その不機嫌な顔、草。」
「お前って言わないで。」
「いちいち、うざ。」
「どっちが!で、ナニ?」
面倒くささ150%の声を出して、続きを促す。
「俺の。」
「は?」
「俺の。みんなの短冊を今から飾るんだろ?」
「あ、うん。
じゃ、、、預かるね。
えっと、、、アリガト。」
急にしおらしくなる私。
こんなんおかしい、変なの💦
「お前みたいなチビで届くのかよ。」
意地悪な声で続ける彼に、しおらしさも吹っ飛ぶ。
「脚立があるから大丈夫!
邪魔だからもう行って!」
少し躊躇ってから立ち去っていく彼の後ろ姿。
短冊ひとつで揉めるなんて、あほくさっ。
可愛く「ありがとう」って言えない女子度の低い私もあほ。
彼の短冊の文字を眺めてみると。
ぶっきらぼうな文字に、ふっと笑いが零れた。
「コレ、なんのありがとう?意味わからん。」
憎まれ口も零れちゃう。
宇宙からよく見えるように、
高いところに飾ってあげよう。
――― 幼なじみの特権ってやつで。
脚立の上に立って飾ろうとした瞬間。
ふと短冊の裏の文字に気付く。
泣いた。
首からぶら下げたスマホが、
小さく音を鳴らす。
「人の好意は有難く受け取って、
辛い時は助けてって言えるようになれ。
ひとりで頑張らなくていい。
俺が傍におるから大丈夫や。」
もっかい泣いた。
~ しろくまきりん 妄想日記より ~ 👈え?🤣
【おしまい】
「七夕」と「青春」の二つです( *´艸`)
しょーもないけど、
たった4行を伝えたくて書きました🎵
これ母より、
たくさんのありがとうを( ^^) _🍨~~
💖 SPECIAL THANKS 💖
🎋 しろくまきりんさん
7/7のご披露を楽しみにしています(*'▽')ノ
🎋 wisteriaさん
まとめ記事をいっぱい作って下さってありがとうございます( *´艸`)
🎋 riraちゃん
二つのイベントの企画~運営で忙しい中で、
笑えて楽しいお話をありがとうございます(*'▽')ノ
🎋 うつスピさん
はじめてさんに、あたたかい応援をありがとうございます(*'▽')ノ
🎋 亀山 こうきさん
迷走中の方々に、力強い応援をありがとうございます(*'▽')ノ
最後まで読んで下さってありがとうございました🎵
優しいお気持はありがたく、ちゃっかり頂く方針にしました💖