【後編】ある日いきなりサンリオのダンサーになろうとした私
自分の悪ノリにも匹敵する浅はかな考えのせいで、ダンスのダの字も知らないくせになぜかサンリオピューロランドのキャラクター出演者オーディションに乗り込んでしまった私。
本来のテーマパーク感のある入口とは別の、事前に案内されていた関係者入口のような所から入っていく。
そこは、舞台裏のような(ようなも何も、まさしく舞台裏である)学園祭を準備している学校のような、コンサートホールの裏側のような、"バックヤード"の空気が漂う、メルヘンとはかけ離れた雰囲気の場所だった。
「おぉ、これがピ