ヒトリタビヨススメ①


 私はきっと、一人○○というのにあんまり抵抗がない。

 陰キャを拗らせているのかひとりっ子が影響しているのか果たしてわからないけれど、例えばおいしいラーメンやスタバの気になる新作があったとして一緒に食べる人がいなかったとしたら、

 特に気にせず食べにいく。

 そんな私も昔は陰キャにコンプレックスを感じ、友達と遊んだ日は全部インスタに投稿していたしLINEの質問バトンをありったけの友達に渡していた。(そもそも本当に人望が厚い人ほどそんなものは引き受けないのだ。) 


 でも今となっては

「おひとり様でございますか?」
「はい、どうしても食べたくなりまして…」

  とできる限りの女優スマイルで押し切っている。料理が来るまで文庫本を読んだりしている。


 そんな私が今年の夏休み。
 コロナ禍で友達も誘いにくくなった今、ひとり旅をしたくなったのだ。


 つい最近までは長期休みは彼氏と数万円の予算でプチ旅行をして過ごしていた。それを1人でどれだけ楽しめるかやってみたかったのだ。(ここから彼氏とどうなったかはお察しください。)


 予算は以前と同じく2万円。おひとり様だからといって倹約はナンセンスなのです。
 まずは旅行プラン決め。


①本当にやりたいことをメモして
②1人で集中して楽しめること(旅行なので買い物は避ける)でフィルターをかける!


 ②によりリア充御用達のVPARKやトランポランドが消えて残ったのが、

・角川武蔵野ミュージアム(埼玉)
・シャンソンバー(銀座)
・教文館の藤城清治展(銀座)
・草間彌生美術館(新宿)
・屋形船夢観月(東京湾のクルーズがしたかった)(勝どき)
・朝食ビュッフェ(美味しいところならどこでも)
・旅館の温泉(埼玉等がコスパ最高)


 果たしてクルーズがおひとりでも惨めでないかと聞かれたら目が泳いでしまうが、進路が落ちついたらやりたいこと1位にはなっていて、強行突破である。

 空いているのは1日目の午後〜2日目の午前でちょうど1日だった。だから近い所同士で楽しめるところをまたフィルタリング。そして決まったのが

・教文館の藤城清治展(銀座)

・シャンソンバーボンボン(銀座)

・屋形船夢観月(勝どき)

・朝食ビュッフェ


 こうして中央区五感刺激の旅がはじまるのです。



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