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ゼールカラ

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鏡に祈る3

ゼールカラ

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自作小説「鏡に祈る」の朗読です。オーディオブック的にちまちまと音声化していこうと思っています。
最後まで読み通したら、一本の音声ファイルにまとめてみようかと思います。

鏡に祈る2

ゼールカラ

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自作小説「鏡に祈る」の朗読です。オーディオブック的にちまちまと音声化していこうと思っています。
最後まで読み通したら、一本の音声ファイルにまとめてみようかと思います。

自作小説「鏡に祈る」の朗読です。オーディオブック的にちまちまと音声化していこうと思っています。
最後まで読み通したら、一本の音声ファイルにまとめてみようかと思います。

鏡に祈る

鏡に祈る

 アルトゥールは祈らない。いつだって戦場で自分を助けるのは自分であり仲間であるからだ。
 祈ったところで、何が起こるわけでもない。祈る暇があれば、鍛錬をし、作戦を立て、己が身を省みる。それが、「外」と戦う者として自然に身につけた姿勢だった。

 北国の夏も終わりかけ、力ない太陽が出涸らしの紅茶のような色で街を照らし、歩く人の影を長く長く引き伸ばす。通りに面した喫茶店や小物屋の窓が淡い西日を受けて光

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