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詩「Sweet Regret」甘い後悔

貴方が腕時計に手を伸ばすたび
この時が終わりを告げる
突然 広くなったベッドで一人 膝を抱えて
まだ残る その温もりを寂しく確かめる

分かってる 自分で選んだ事だって
こんなに苦しい気持ちも 切ない気持ちも
次の貴方が 消してくれると
言い聞かせても もれるため息

自由な時を彷徨って ふとよぎる悲しさに
無邪気な頃に戻れたらと 叶わぬ願いを夢に見る

一人見上げる月は 冷たく私を照らしてる

去り際に 振り向く貴方は
涼しい笑顔で 裏切って行く
だけど次を期待して 私はそれを受け入れる
かすかに残る 貴方の香りを 抱きしめて




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