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完全教組マニュアル

何も持たざるあなたにもたった一つ、
夢をかなえる方法がある!

そう!それが教組になること!!


ちょっとどころか
相当狂気じみたタイトルと見かけですが、
これがビジネスの原型なんだなと、
とても勉強になったし、
とにかく面白かった本を見つけたのでご紹介。

あなたも教組になれる!

この本を知るきっかけになったのは、
元ナンバーワンホストで
現バリバリの経営者投資家イケメン様。

そう、
彼もこの本を読んで体得しているからこそ、
もう私は彼の信者となってしまいました。

彼の手にかかれば石ころだって、
何百何千倍の価値にして売れるでしょう。

それくらい、教組になれたら何でもできてしまいます。
(だからこそ最終的に人間性が超大事だよね)


そもそも教組ってなんでしょう?

大物で言うと
イエスキリストや釈迦、ブッダとかが
思い浮かぶでしょうか。

この人たちは伝説化された完成形ですね。
なんだかそんな教組にはなれるわけないって
思いますよね。

もっともっとシンプルに原型を示すと、
成立条件は2つらしいです。

「なにか言う人」と「それを信じる人」。
たったこれだけ。

この「なにか言う人」が教組であり、
「それを信じる人」が信者になります。

ここで引用

例えば、いま、あなたの目の前に、奥さんの膝でガタガタ震えている男がいるとしましょう。彼は姉さん女房に泣きつき、自分を襲った怪奇現象を必死に訴えています。「本当なんだ。超自然的存在がオレの首を絞めたんだ」。彼女は夫を慰めて言います。「あなたの言うことを信じるわ」。そうです。この瞬間、夫は「教組」となったのです。ちなみに、この男をムハンマドと言います。​

これがイスラム教のスタートなんですね。
なるほど、面白い。

自分のことを信じてくれる人ができた時点で、あなたも教組たる資格を得たんですね。

教組って何をするの?

では、教組って何をする人なんでしょうか?

その答えは”人をハッピーにする人”

教組というと、どうしても胡散臭くて、
人を洗脳してお金を巻き上げるようなようなイメージ。
友達が急に「君は今幸せかい?今度一緒に集会に行こうよ」とか言ってきたら、
なんかヤバイって直感しますよね。

でも教組のすることって、
本来は人をハッピーにする素敵なお仕事なんです。

イエスキリストは、めちゃくちゃ厳しい不合理な規則で硬直した社会を打破して、
虐げられている貧しい人々を救おうとしました。
釈迦は輪廻転生によるカースト制度を打ち破って、
人々をハッピーにしようとしました。

人を騙してお金を騙して稼ぎたいだけなら詐欺師ににでもなればよくって(なっちゃいけないよ)、
教組になるあなたの使命は
「人をハッピーにすること」なんです。
だからこそ尊敬が受けられる教組になるんです。

ちょっと宗教チックな話になったけど、
自分のお仕事やビジネスの本来の目的って
人に価値提供をすること。

人の役に立って「ありがとう」って言われる仕事ですよね。
それが目の前で反応が見える見えないに関わらず。

人から必要とされ、
良い影響を及ぼすことができた瞬間って、
人生を豊にしてくれます。

(本書曰く、つまり教組こそが人生を最も幸福なものにしてくれる、
最高のライフスタイルらしいです。癖が強ええ。。)

教組になる方法

教組ってなんて素晴らしいのだ!
とあなたが思ったところで、(思ったかな?笑)
ここからは、そんな教組になるための方法を見ていきましょう。

本書では目次からまとめると、思想編として

①教義を作ろう
②大衆に迎合しよう
③信者を保持しよう
④教義を進化させよう

という4つにわけてまとめています。

私なりに簡略的にまとめると...
(ぜひ本を詳しく読んでほしい!)

①教義を作ろう

まずは教義という、
自分がどんな人を助けたいのか
(価値を提供したいのか)、
その人に何を提供できるのか
(自分やその対象者が神に何を求めるのか)
を明確にすること。

→身の回りの問題点に即して、
今必要とされていることをする。
※ゼロから作らなくっても、
既存のものを改良するだけでも価値がある!

②大衆に迎合しよう

著書曰く
”あなたの教えをもっと下ヶの者どもへすり寄せていく”(口が悪い)

みんなが分かりやすいように伝える工夫をする。仕組みを簡略化する。
(浄土教は南無阿弥陀仏って唱えさえすれば極楽浄土に行けるよ!笑)

それに加え、
現世利益をうたう
=小さくてもいいから日常的にハッピーにできること。

その手段の一つとして
「その人が良いと思うことを素直に実行させる」こと。

例えば...電車でおばあちゃんに席を譲りたいけど躊躇する時、その宗教の教えが後押しして、席を譲ることができる。とか。

人間は
”こうしたほうが良い”と分かっていても、
色々理由をつけてブレーキをかけてしまうので、

宗教という「理由」が必要であり、
求められているじゃないかなということ。

その理由付けによって、
素直に良い行いができたら、
それもまたハッピーだよね!

③信者を保持しよう

何も考えずに生きている相手に、問題提起をして、
それに対しての解決策を用意しておくことによって信頼得ること。

(※小言:このテクニックを使ってなのか知らんけど、よくあるMLMが「あなたはこのままの生活でいいのか。」とか異常に不安を煽ってキラキラした話やブランドものを見せつけて、その解決策としてメンバーに引き込もうとするのが、とても好きじゃないのよ。気をつけてね。)

ただ、私自身も持論として
何も考えずに生きていること自体もリスクであるから、

本当に自分のことを理解して、
その上で問題提起してくれてるのかどうかってところが見極めだよね。

④教義を進化させよう

他者と一歩差をつける考え方として、
義務を与えること、権威を振りかざすこと
を挙げていますが、私がここで大事だと思ったのは、

自分が大事だと思うことを権威をもって伝えること、かな。

引用すると

彼らは「イスラム教徒になる」ことまでは自分の意思で選択しています。沢山ある「宗教」と言う選択肢の中から「イスラム教」を選択しました。しかし、その先の選択、何を食べれば良いか等は、アッラーやムハンマドにお任せなのです。なぜなら、そっちの方が楽ちんだから。権威に従うというのは楽ちんなことなのです。

人はやはり、軸となるものや
指標となるものを求めます。

時に、この人の言うことなら信じるということもありますよね。

それが先生だったり、尊敬する人だったりして、自分からしたら相手に権威があり、
その人の伝えることを信じます。

著者も言うように、その方が楽なんですよね。楽ということは、それもまた人に価値を与えていること。

そのように、今度は自分が相手に対して、
自分の大事だと思うことや伝えたいことを、
権威をもって相手に伝えることも、
人をハッピーにすることの一つなんですね。

まとめ

まだまだ、この本に載っている教組になる方法や考え方は沢山あって是非読んで欲しいけど、ここでまとめ。

内容は少々宗教っちくな言い回しではありますが、著者が伝えたいこと自体は
自分でお仕事を作って、
ビジネスをしていきたい人には、
必ず抑えておきたい土台の部分であり、

それを応用すれば、
最初に述べたような”石ころでも”
何百倍何千倍の価値にして売ることができるようになるのかなと思いました。

要は、自分のファン作りですよね。

逆に消費者、信者としては、
この考えを知ることで、
時々教組に見せかけた詐欺師を
見破れるんじゃなかろうかと思いました。

現に私もアンテナを張っていると、
ちゃんとした情報から怪しい情報まで
様々に入ってきますが、

教組のふりをした詐欺師って
世の中いっぱいいるなと感じます。

その道に通じた友人からずっと言われてきた、「何よりも勉強すべきは、まずは騙されない勉強から」って言われてた意味がとても分かります。

あとはこの本は、
みんなが知ってるようで知らないおなじみの宗教を取り上げて、
めちゃくちゃ面白く分かりやすく説明してるので、

単純にエンタメとして読んでて楽しいので、
ぜひゴールデンウィークのおうち時間に読んでみてください。↓



私も教祖になろ。


おわり。

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