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お願いごとは右耳に、感情は左耳に。

こんにちは、しおりんです。

コロナで病院も訳分かんないことになってます。
みんな濃厚接触という定義で休みすぎです。
誰も悪くなくって全部コロナが悪いんだけど、
しょうがないね。(愚痴をすみません)

月一投稿になってきてますね。いかんいかん。
もっと思考の言語化を習慣にしていきたいんですけどね。
立ち止まる時間も必要ですね。

さて、
今日は先日読んだ本が興味深かったのでシェア。
ケイト・マーフィ著「LISTEN」という本です。

私はあまり翻訳本は理解しずらくて好きじゃないんですが、
この本は著者が良いのか、訳者が良いのか、
自然に頭に入ってくる文章だったので読み入ってしまいました。

”聞くこと”
というみなさんも当たり前に常に行っていることですが、
色々ドキッとさせられる事ばっかりで、

たぶん本当の意味で”聞くこと”ができたら
人生もっと深く楽しめるんだろうなと思ったので

ぜひ皆さんにお勧めしたい一冊です。

ということで、今回はこの本の一部を取り上げて、
私の個人的変態意見大半で語りたいと思うので
この本のイメージとは大幅に異なることをご了承の上、
お付き合いくださいませ。

イケボは世界を救う

すみません、
本書ではこんな内容はないのですが、
語りたかったので語らせてください。

まずイケボとは「イケメンボイス」の略で
「声がカッコ良くてイケメン」な人のことを意味する言葉だそうです。

イケメンな時点でもう声なんてどうでもいいのですが、(←え)

好きな人の”声”って、
なんであんなにも心地よく聞いてるだけで幸せなのでしょうか。

何を話してるかは関係なく、
そばにいて、その声を聞いているだけでいい。
どこにいてもその声の心地よさを探してしまいます。

好きな人が耳元で呟く声とか触れる耳とか
最高すぎて死んでしまいませんか。
誰か共感できる人いませんか。

本書では「雑音の中から、聞きたい音が聞けるのはどうして?」と語られています。

どんなに雑踏の中でも、離れた場所にいても
好きな人の呼びかけには脳が識別して反応して聞くことができる。

それは人間の聴力が他の動物より優れているわけではなく、
象なんて近づいてくる雲の音さえも聞こえるくらい聴覚は敏感ですが、

人間は音を識別し分類する能力に特に長けており、
聞こえてくるものに意味を吹き込むことができると言われています。

雑踏の中のどうでもいい人たちの声は
右から左に流れていくように、
嫌いな人の嫌味も湿気のある風のように流れていきますが

好きな人の声だけは、
どんな雑踏の中でもいつでも聞き逃さず、
振り向いてしまう。

それは好きな人の声だけが持つ周波数や振幅でうねる音波が
私の脳に作用して身体的、感情的、認知的な反応の連鎖を引き起こして気づかせるんですね。

人間の脳ってよくできている。(しみじみ)

ってことで、
好きな人の声が聞きたい夏の夜です。

なぜみんな通話したがるのか。


最近マッチングアプリはめっきり使わなくなってしまったのですが、
アプリの人たちって何かと通話したがりません?(そうでもない?)

私は電話が大の苦手なので、
仕事や打ち合わせは別として、
必要性感じなければ遠慮しますが、
みんな通話を求めますね。

でもこれは理にかなっていると思います。

人と人とのコミュニケーションにおいて相手に与える影響の割合を示した
「メラビアンの法則」では

言語的情報:7%
聴覚情報:38%
視覚情報:55%

と言われています。

モチラボさんより引用

そのため、アプリ上の文字のやりとりだけでは
相手のことはたった7%ほどしか分かりません。

本書の主題である”聞くこと”に関しては、
決して言葉だけでなく、
その人の声のトーンや抑揚、速さ、
その人の見た目、表情、視線も合わせて
”聞くこと”なんです。

だから大体何言ったって基本相手の頭には残らないので、

何言おうか考える前に、
見た目をどうにかしましょう。
話し方や相手への姿勢をどうにかしましょう。

そう考えると、
身だしなみって相手へのメッセージだと思うし、
女子がよく言う「清潔感がある人がいい」って言うのも

自分とちゃんと向き合いたいと思っているのかを
無意識に見定めていると思うし

ただ単純に汚いものは嫌いですしね。

お願いごとは右耳に、感情は左耳に。


テーマにもしていますが、
ここで興味深い内容があったので、
みなさんも知っておいたら何か使えるかも。

本書の考察によると

話の内容を理解することと、
話に潜む感情を察知することは

どちらの耳を使うかで、
うまく聞けるかが変わるかもしれない、
とのこと。

つまり右利きの人は、
左耳で聞くより右耳で聞いた方が、
言葉の意味を深く、早く理解できるらしい!

また、
話の情緒面を認識したり、
音楽や自然の音を知覚したり味わったりするときには、左耳が優位らしい!

(*左利きの人にとっては、脳の神経経路が逆になっている可能性があるため、逆が当てはまるかもしれません。とのこと)

右耳に向かってタバコを1本くれないかと頼んだ方が、左耳にした時よりもくれる人が多いことが分かりました。
本書LISTENより

これは早速実践できますね。
彼氏彼女・旦那妻にお願いごとをする時は、
この手法を使いましょう。
右耳ね。右耳。

じゃあ左耳はというと・・・


もし恋人と電話で話しているときに、
相手が怒っているのかどうか今一つ分からないという時は、
左耳で聞くように電話を持ち変えてみてください。
左利きの人はこの逆でやりましょう。
本書LISTENより


これは世の男性諸君はみんな、
彼女奥さんの話は左耳で聞いてあげてください。

男性諸君が思っている以上に、
女性は感情で話しているし、

その感情を汲み取ってくれないことが大体の喧嘩の原因と思ってます。
(個人的意見)

まとめ

本書とはちょっとズレた方向からの
個人的見解を盛り込んでしまいましたが

”聞くこと”って思っている以上に難しいです。

この本で一番最初に問いかけられてます。

「あなたが最後に、誰かの話に耳を傾けたのはいつだったか、覚えていますか?」と。

また、

「誰かが自分の言葉に注意を向けてくれ、的を射た反応をしてくれて、本当に分かってもらえた、と最後に感じたのはいつ?」と。

この問いかけに私はドキッとしてしまいました。

この記事を読んでくださっているあなたはどうでしょうか。

話を聞いているように見えて自分の意見を横から言ってしまったり、
上の空だったり。

反対に自分の話を本当に聞いてもらったのはいつだったかなと。

本当に話を聞き、話を聞いてもらえた相手こそ
一生の友人になるのかなと思ったりしました。


そんなわけで、何度も繰り返しますが

好きな人の声が聞きたい夏の夜です。

乾杯。






おわり。


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