管理職になる必須スキル?自分の意見を持つ
IT業界で管理職一歩手前でリーダーをしているワーママです。今週、下期の戦略が発表され、今まで担っていたリーダー業務を手放してマネジメントよりの役割にシフトすることになりました。なんか腑に落ちないので、最近インプットした内容から分解してみます。
私が感じるモヤモヤとは?
私は新規サービス立ち上げのリーダーとマニュアル化が進んだ業務のリーダーを上期にやっていました。下期は新規サービス立ち上げに注力し、マニュアル化が進んだ業務はリーダーから離れ、マネジメントよりの役割を担うように告げられました。
管理職を志望する意思は伝えているので、マニュアル化が進んだ業務のリーダーを卒業して、見習い的にマネジメント業務をメインにやるのだろうと解釈しています。
ただ、私のチームでは課長だけでなく課長代理もいるので、私はどこをマネジメントするのだろうかと素朴な疑問を持っています。
そして今年管理職試験を受けられると期待していましたが、受けられなくなりました。その一因として、課長がまだプレーヤー感覚が抜けていないことがあると思っています。リーダーである私に任せずに、メンバーが抱える炎上案件を課長が直接フォローしてしまっていました。「なぜ私に任せないのか?」と疑問に思いつつも、2歳児を抱えながら仕事をする身としては、残業問わずに火消しにあたる役目へ自ら手を挙げるのは心理的抵抗が高く、黙認していました。そうしたら「リーダーシップが取れていない」という評価で管理職試験への推薦を得られず。マミートラックに乗せられたのか?
この課長への不信感を持った状態で「マネジメントしてほしい」と言われても…昇格・昇給させずに能力を搾取されている感覚になります。
私が感じるモヤモヤはこの2点でしょうか。
・課長への不信感
・安くこき使われている会社への不信感
今週インプットしたもの
本とVoicyでそれぞれ刺さるものがありました。
『自分の意見で生きていこう』
上期にリーダーをやって、”チームのあるべき姿を描く”みたいなことをやると、自分の意見が必要ということが身に沁みてきます。そんなときに『自分の意見で生きていこう』を知り、読んでみました。
学んだ点をピックアップすると以下の2点。
・意見と反応の区別
・意見を持つということは「ポジションを決めること」
今までの経歴上、相手の言葉を正確に理解することに務めており、自分の意見や解釈を挟まないようにしてきました。これは「反応」です。そうではなく、賛成/反対など自分の立場を明らかにした上でコメントすることを「意見」と言うと定義されていました。今まで訓練されていない思考です。
上司の言葉に「反応」して、批判しているだけでは、自分の意思を持った風で自分の意見は持っていないのです。上司は内容はどうであれ”判断”をしており、私は”判断”をしていない…雲泥の差なのだと気づきます。マネージャーかどうかの違いでしょうか。
上司の影響をいかに小さくするか
Voicyで聞いて、今の自分に刺さった放送回。上司もいろいろ。なのに、自分のキャリアを上司の当たり外れに左右されるのはもったいない、上司の影響を小さくしよう、という内容です。
課長がまだプレーヤーから卒業できていなくても、私の工夫次第で私のキャリアは切り開けたはずなのです。もっと早く聞きたかった(泣)と思う一方、年に1回の管理職試験のチャンスを逃す失敗を経験しないと身にならないとも思いました。
モヤモヤを分解する
今週のインプットを踏まえて、モヤモヤを分解してみます。
課長への不信感
これはVoicyで聞いた内容で克服してきます。自分はこうしたい、こうありたいを伝えて、課長の合意を得て、邁進していくのみです。
課長へ委ねていた部分(引き上げてくれる期待)を、自分が引き受けていきます。そして組織の建前上、課長を使う、くらいの意識が私には合っていそうです。
実際に管理職になる前に胸を貸してもらいましょう。
安くこき使われている会社への不信感
評価されないということですが、自分のモチベーション面と評価してもらう対策面で考えてみます。
まず自分のモチベーション面では、「おばちゃん」になります。
以前、50代の昇進とは関係なくなった「おばちゃん」の方がイキイキ働き、業績を上げている、という話に触れました。これをやります。いったん目先の評価は置いといて、目の前の仕事を楽しんでのめり込もうと思います。
評価してもらう対策面では「業務の見せる化」をしてきます。
上期でもアクション面では何をしているか上長に伝えていましたが、なぜそのアクションを選んだのかまでは伝えていない(自分でも整理しきれていない)状態だったと思います。
課長への不信感を取り払う対策として、自分の意見を課長に当てていけば、自ずとこちらも満たされていくのではないかと考えています。
早速の洗礼
早速、今週ある火消し案件で課長が無言でフェードアウトしたので、その陣頭指揮を私がやり始めました。この課長の雑さが本当に嫌ですが、一方で指示を出す側になり、この方針でいいのか、これを頼んでメンバーは嫌がらないか、など気にする気持ちが出てきました。
立場が変わり、”お客様や自分たちにとってこの方針が最適だと私は思う”という「意見」を持って臨む必要性を改めて感じました。この自分の立場を決めておくと、メンバーから反論が出てきても、なぜそう思うのかを素直に聞けそうです。
この下期は自分の意見を持って、自分を試していこうと思います。
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