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リモート撮影|#FaceTimePhotography

押忍です!

密を避ける生活が始まり結構な時間が経ちましたがいかがお過ごしでしょうか?

当方、いよいよ撮影の機会もありません笑。
緊急事態宣言も徐々に解除されつつありますが、新しい生活様式の元、人物の撮影は基本「密」を伴うことが多いので積極的に提案するのもまだ躊躇しています。
手洗い、マスク着用、換気を徹底した上でやってもいいのですが、現場までの移動などを考えると、まだあまり好ましくないような気もしますので、もう少し油断しないように・・・・。

そもそも人と会うのがあんまり得意じゃないので(特定の人は置いといて)この生活自体は悪くないのですが、さすがにこれだけの期間、人と会わない生活をしてると、人と会うのが得意じゃないという自分の性格にも疑いを持ちはじめました笑。

さて、話が脱線しました・・・。
買い物ついでの散歩写真などは通常営業ですが、対面での人物写真はなかなか撮影の機会も得られない状況。
そんななか、なんかねーかなぁ?と考えてて、安直にオンラインでやりゃいいか!と思ったのが4月の上旬。
みなさん考えることは同じようで、#Zoom graphy なるリモート撮影をチラホラ目にするようになりました。
Zoomでの撮影方法はどうやるかは知らなかったのですが、アプリ内の機能で、画面を収録する仕組みが実装されてるといいなと思い調べたところ、それはない模様。これって、やっぱスクショしか?と思った次第。
この時、Zoomはセキュリティが問題視されており避けたかったので、ほかのビデオ通話アプリはないかと色々探した結果、Appleユーザーの私はiPhone、iPadのユーザーでもありまして、AppleにはFaceTimeなるものがあるというのを思い出しました。
調べてみるとFaceTimeには標準でLive Photosの撮影が出来る、アプリ内の写真撮影機能が実装されてました。
シャッターボタンも表示されますし、2,3秒の動画も同時に記録できるので、使い勝手はよさそう!
iPad miniとiPhoneを一人二役で実験してみるとなかなかよい。
画素数こそ低いのですが、なぜか解像度、再現度は高く見えたのです。
Zoomでスクショよりいいんじゃないかこれ・・・。

とりあえず実践で実験してみようと、たまたま別件でやりとりしていた、アニソンシンガーのまおんさん※に相談してみました。(※まおんさんは、黒崎真音というお名前で、アニメの主題歌などを専門に歌うシンガーです。昨年、一昨年と写真集の制作や、彼女の個展の開催等で関わってきました。)

一人二役の実験を踏まえて、具合の良かったFaceTimeでとりあえずはじめてみる。しかし、自分で実験したときよりディスプレイに表示されてる画像が乱れ過ぎています。
(実験のときはもうちょいクリアやってんけどな・・・。)
接続はしたので、とりあえず二枚程度撮影して、これは使い物にならないと判断し、記録した画像の確認もせずZoomに切り替えました。

Zoomでの表示は先程と比べると雲泥の差。
Zoomですとスクショなので使用しているディスプレイの解像度がそのまま画素数となります。(使用したiPad miniは1536x 2048pixです)
接続したディスプレイでの見た目はそれなりで、使用に耐えうる画像に見えました。
というわけで、この日はZoomのビデオ通話をバンバカスクショしました。

撮影終了後、この日の成果を検証しつつ眺めます。
この映像表現がアフターコロナのニューノーマルフォトになるんやろか・・・、とか思いつつ、いや、この時期このタイミングだけでしょ?とも思い、検証は続きます。
撮影反省会では
「今置かれてるこの時代の感じを表した画像だよね・・・」
みたいな感想。お互いなんとなく、同じやり方でもう一回トライしようという感じではなかったように思います。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
Zoomにてスクショの画像。(まおんさんのインスタです)

その後、引き続きひとりで検証。
そうするとあることに気付きました。
確認せずに放置した、乱れていたはずのFaceTimeでのLive Photosがなぜか、めちゃキレイに記録されていたのです。
その写真にはメタデータも残っており、iPhoneの機種、使用されたカメラレンズまで記録されていました。

一人の実験の時に、あることにうっすら気づいていたのですが、それは確信に変わるのです。
FaceTimeでの撮影は、相手の端末をリモートでレリーズ出来るということに。
つまり、スクショではなくて、先方のiPhoneのカメラをリモートで撮影し、その写真データが当方の端末にダウンロードされていくということを。
こちらのほうが写真感が強いと思いました。
(スクショは写真か否か?それを受けて、では写真とは?みたいなことも考えてしまいます。)

この瞬間、もう一度撮影して作品化出来るかもしれない!と思いました。
後は、先方の撮影環境を整えるだけ。

そして実践の実験を踏まえ、実践の本番リモート撮影会を決行。
写場はベランダ。
実験では室内で人工照明だったこともあり、今回は自然光をたっぷりと取り込みたかったので、太陽の光を取り入れられる環境を作ってもらい、こちらからはカメラの位置、ポジションを指定しつつ、まおんさんには自由に動いてもらいます。

三脚を据えて撮影してるけど、お互いはとても離れた場所。
なんともいえないこの距離感は、味わったことのない不思議な感覚。
色んな意味ですごい時代、状況になったなと。

通常、手持ち撮影が93%?の私は撮影中カメラ位置を動かしたいのだけど、動かせないのが非常にもどかしい笑。
しかし、阿吽の呼吸、全集中常駐で撮影は続けます。
インカメ(主にインカメで撮影しました)での撮影ですと、被写体本人に確認してもらいながら撮影できますが、自撮り感が出ないように気をつけます。
被写体本人も確認しながらの撮影とはいえ、上がった写真は印象が異なると思われるので、撮影した写真データは途中でFaceTimeに接続したまま、別ウインドウのLINEで送信。

ポーズ、ポジション、光の向き、カメラ位置の調整などを施して撮影を続けます。
通常の撮影では比較的無口なのですが(知ってる人から色々突っ込まれそうです笑)この撮影は自分の動きで雰囲気を伝えられないので、多少饒舌になります。

新鮮な感覚で望めたし、シャッターボタンのレスポンスもよいので、軽快に撮影は進み、小一時間で、およそ2500枚程撮影して終了。
撮り過ぎた笑
と同時にLive Photosなので2、3秒程度の動画も2500枚生成されました。
これはなかなか面白いです。

上がったデータは、なかなかクオリティ高い感じ。
一眼で撮った写真より良いと思われるものも多数ありました。
(ここでいうクオリティとか良いというのは、スペックで語るような写真とは違いますよ笑。写真としてどうなのか)

Zoomでスクショしたり、今回のような撮影で得られた画像は、何か今の時代を象徴するというか、今の時代の風景が出てるように思われます。

てな感じで、オンライン、リモートでの人物撮影で困ってる方はFaceTime Photographyも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
つーか、こんないい撮影方法あるのに案外普及してない。
いや、知らなかっただけかも?と思い検索してみると、海外では割と知られた存在のようです。
インスタでもタグ #facetimephotography #facetimephotoshoot で検索すると結構な量出てきました。
クオリティも高い。

緊急事態宣言も解除されつつありますがまだまだ油断ならないこの情勢。
不要不急であればオンライン撮影もまだまだ一考の余地ありかと思われます。
いや、急ぎの案件こそオンライン撮影で!笑
ただし、お互いの信頼関係の元で開催することをおすすめします。
セキュリティ上、初見で開催する場合は十分にお気をつけください

この様子はまおんさんのYouTubeやInstagramでも見ることできるので、ぜひご覧になってください。フォロー、登録もよろしくお願いしまーす。


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