見出し画像

ホットケーキ作りで伝えたいこと

絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』は、発行から50年以上経った今も人気を誇っています。これまで多くの人々に読まれ、愛され続けてきたことでしょう。

私も大好きな絵本ですし、ホットケーキを焼いている見開きのページはとても印象に残っています。幼少期の影響なのか、12歳の頃はホットケーキを作るのにハマっていました。当時は純粋に楽しいから作っていたのでしょう。いま振り返ってみると、ホットケーキ作りには人生のエッセンスが含まれていると思うのです。

ホットケーキ作りが上手くなる考え方

もしホットケーキが食べたくなったら、まずはレシピを確認し、材料をそろえ、調理器具を用意します。そして材料を混ぜ、プレートに流し込みます。

ここまでは簡単ですが、次の工程から問題が発生します。

焦って早めにひっくり返してしまうと、ホットケーキが崩れてしまいます。もう少しかたくなるまで待とう!と思って、もう一度チャレンジしたら、焦げてしまった…。こんな経験は一度や二度あるのではないでしょうか。

ホットケーキ作りはシンプルな作業ですが、失敗することがあります。しかし、失敗から学び、改善することができれば、徐々に美味しく作れるようになるでしょう。はじめは自分のためだったのが家族や友達に食べて欲しくなったり、ホットケーキの厚みや見た目をこだわるようになったり、という変化も起こりえます。


普遍的で大事なこと

目的・目標意識を持つこと、その実現に向けて「計画・実行・振り返り」を繰り返すことは、人生の様々な場面で大事だと思います。今回取り上げたホットケーキ作りは、それらを楽しみながら学び、実践できる題材になっています。

もちろん人生で起こるあらゆる出来事は、ホットケーキ作りに比べると複雑性や不確実性が高いです。しかし、どんな目的・目標であっても、実現に向けた試行錯誤を続けていれば、今後目指す方向に進むための基礎体力をつけられるでしょう。だからこそ、経験した学びを他に応用する力を習得したり、トライ&エラーできる環境が、行動の可能性を広げる鍵になるのではないかと思います。

また行動する中で、一人ですべて完璧にできる必要はありません。家族や友達、先輩後輩などと支え合いながら、喜びを分かち合いながら、一歩一歩前進できたら良いのではないでしょうか。

最後に

『しろくまちゃんのほっとけーき』を改めて読み返すと、自発と協働のメッセージ性を感じました。幼少期とは違った視点になることで新たな発見があり、絵本の魅力を再認識しました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?