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気軽に「昇格したくありません」とは言わない

おはようございます。規律です。

管理職になろうか悩んでいるときに周りにいる
管理職の人にインタビューを重ねていた時期があります。

その中で今も棘のように私の心に刺さっている言葉
「自分よりもできない人が先に昇格をすることほど悔しいことはない」。

これを聞いたときあまりピンとこず、
「ほう、そういう視点もあるのね」くらいに思っていました。

何故ならこれまでの人事昇格はストレートでパスしてこれたし、
周りでも後輩や同僚に昇格を抜かされて悔しがっている人もいなかったから。

最近自分自身の年次の高まりもあってか、
周囲で二人ほど悔しい経験をした人に話を聞きました。

そして二人ともワーキングマザー。
思うに小さい子供を育てる家庭は子育てだけでも責任重大なのに、
会社の責任なんて背負えないと思っている人は多いと思う。

私もそういう理由もあって管理職なんて絶対無理&嫌だと思っていた。

そもそも今が大変すぎてステップアップなど夢にも思わない人も多いかもしれない。私自信はポジティブ/ネガティブの両面から考えて管理職になる道を選んだけど、短期的な視点で見ると絶対大変な茨の道に進むなんてドM極まりないと思う。


これも珍しくない例として、今が大変すぎて上司に対して
「私は昇格する気はありません。家庭が一番です。」
と宣言してしまう人。私の周りでは少なくない。

気持ちは分からなくないし、正直にいたい気持ちも分かるけど、
それだけは絶対にやめたほうがいい。

もし管理職を目指さないと心の中では決めていたとしても、
会社に対しては「ちゃんと働きたいぜ」というファイティングポーズを
とるのは処世術として必要だと思う。

管理職にならないにしても、その一歩手前のランクまでは
上がっておいた方がお給料的にもよいだろうし面白い仕事ができると思う。

例えその上司がいい人で仕事を緩くしてくれるかもしれないけど、
会社に対して「私をぞんざいに扱ってください」と宣言するのと同じことではないか。

昇格の意思のない社員に対して面白い仕事をアサインしたり、
チャンスをくれる優しい会社なんてほとんどないのでは。

これから新年度になり復職する人も多いと思う。

復職面談で短期的視点で「家庭絶対優先なので!!」と話すことも、
私自身は反対する。

心の中では「家族第一!! 仕事は二の次!!」と思いながら、
表ではファイティングポーズをとって会社に大切に扱ってもらおう。

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