【エッセイ】広島くいだおれ放浪記(前半)2237文字
文学フリマに参加するついでに広島旅をしてきました。
なんと今回、三泊四日ものゆったり旅です。
どうせなら広島を満喫してやろうと。
写真多めのゆるゆる旅日記Start~♪
<1日目>
お昼前に広島駅に到着。
まずはホテルに荷物を預けます。
4日間お世話になったのは「ホテルインターゲート広島」さん。
このホテルの魅力は宿泊者なら自由に使えるラウンジ。
時間帯ごとに珈琲やらお茶菓子やらお茶漬けやらが提供されており胃を休める暇を与えませんが、特筆すべきは夕方からのハッピーアワー(アルコール飲み放題)。赤ワインや白ワインはもちろん、広島ご当地のリキュールを使用したオリジナルカクテルまで頂けます。
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ランチは広島の老舗イタリアン、「リストランテマリオ」さんへ。
ホテルから原爆ドーム方面に20分ほど歩くとお店が見えてきました。
このマリオグループ、広島市を中心に31店舗を展開しているらしい。
(一大勢力!)
すごーくリーズナブルというわけではないものの、サーモンや赤鶏などの具材がふんだんに使われており食べ応えアリでした。
味付けは塩味しっかり目だったので、濃い味好きさんにおすすめかな!
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腹ごしらえも済んだところで、レストランの目の前にある「広島平和記念資料館」へ向かいます。
広島へ一人旅をするたびに訪れる場所。
悲惨な展示物ばかりなので勿論行って楽しくなるような場所ではありませんが、そういったものに触れる機会は意識的に作らなければと思います。目を背けたい、いっそ忘れてしまいたい、と思うくらいのショックがなければどんなことでも日常に埋もれて風化してしまうと思うので。私なんかは戦争そのものを知らないのでなおさら。
平日昼間にも関わらず各展示の前に列ができるほどの沢山の来館者が。
あちこちからすすり泣く声が聞こえてきて沈痛な雰囲気がフロア全体に漂っていました。
今回は資料館を出たあと、同じ敷地内にある「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」(入場無料)にも足を運びました。こちらは知らない方も多いんじゃないかしら。私も初めて入りました。
ちょうど5分後に原爆詩の朗読会が開かれるところだったので参加。その時は英語で実施される会だったためか外国の方が多く、資料館の来館者も4割程度は外国の方でした。負の遺産ではありますが、戦争が過去の出来事ではなくなっている今、世界の人々が何かを感じられる場になっているのは大切なことだと思いました。
長い文章だからこそ伝えられることもありますが、詩などの短い作品に込められた思いはストレートに受け手に伝わりますよね。
資料館前にある詩碑に刻まれた有名な詩も、受け手の心にへばりついて離れない重みがあります。
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さて、気持ちを切り替えまして……
夕方からは勤めていた会社の元同僚と会う約束が。
広島県民である彼女に連れて行ってもらったのはお洒落な隠れ家カフェ「naked.(ネイキッド ドット)」さん。
ビルの2階にひっそり存在しており、まさに隠れ家。
地元民でなければ見逃します。
写真を取り忘れましたがドリンクはサングリアを頂きました。
個室を予約してくれていたのですが、2つある個室がどちらも広い!!
どちらでもお好きな方を、と店員さんが言ってくださいましたが、大きいほうは会社の応接室を彷彿させる空間だったので苦笑いしつつ小さいほうを選びました。
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お店を出てもまだ20時頃だったので、二軒目を探し求めて繁華街をぷらり。
「広島焼(モダン焼のこと。広島の人は広島焼と呼ばないらしい)が食べたい!」と言う私と友人はふと目に入った鉄板焼き屋さんへ。(店名忘れた。泣)
少しディープな雰囲気の店内。
地元の常連さんとカウンター内のおばちゃんが広島弁で会話しています。
悲しいことに純粋な鉄板焼き屋さんだったため、お好み焼はメニューに存在せず。でも入って正解でした。どれも美味しい!
広島焼は食べられなかったものの、広島名物のコウネを初体験しご満悦でした。いい感じにため口な店主のおばちゃんが最後に何故か珈琲と駄菓子を出してくれるなど、温かいお店でした。
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大満足!
二日目は宮島に足を運ぶと伝えると、友人もついてきてくれることに。
わーい。翌日の待ち合わせ時間だけ決めて別れます。
ホテルに戻ってから?
勿論夜食のお茶漬けをいただきましたとも。
<<後編に続く(一向に話が文学フリマまで進まない……)>>
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