- 運営しているクリエイター
#寒い日のおすすめ
20歳になったので、津軽へ行ってきました Vol. 1
数年ぶりに日本に帰国して、活字に飢えていた当時の私はジュンク堂に通い詰めていました。
新潮文庫のカラフルな背表紙が中学生の私に気に入って、はじめは海外文学を読み漁っていました。
新潮の背表紙は作家毎に色分けされていて、例えばジュールベルヌはインディゴ、ヘルマンヘッセはオパールグリーン、夏目漱石は小豆色、坂口安吾は白色、といった形になっています。
そこで真っ黒な段を見つけて、一番タイトルが目に