じょんたろー

都内に住む大学生。 短歌、詩、掌編小説、エッセイなどの形で心の中身をぶちまけていきます…

じょんたろー

都内に住む大学生。 短歌、詩、掌編小説、エッセイなどの形で心の中身をぶちまけていきます。 義務になりたくないので不定期。

マガジン

  • 感じること

    自分の感じること思うことなど、じょんたろーの中身を随時載せていくものです。

  • 作品

    詩、短歌、掌編小説をまとめてのせています

最近の記事

こども心は思ったより早く消える?

4年生になってから俳句を作ってみんなで感想言いあう講義をとっているんだけど、 その中で自分はもう子供の純粋さはないことを目の当たりにしたんだよね。 それは小学生、中学生それぞれの俳句をよむ回のこと。 最初は申し訳ないけど舐めていた。けど読んでいたらいいものが多すぎた。 詳しくは「きごさい」って調べてみてほしいんだけど。 厳選するとこんな感じ。 それぞれ簡単に感想を。 ①はまさか俳句に♪なんて記号入れるのありか!って驚いたし、音色を奏でるとかじゃなくて、風につけてい

    • 「趣味?献血っすね」

      はじめに言っておくとこれは献血を勧めるもので、注射や血が苦手な人にはいくら勧めても行こうとは思わないと思う。 というか、「趣味?献血っすね」なんて題を見たら一目散に逃げる気がする。 なので「別に嫌いじゃないよ。」って方にのみ勧めることになりそう。 そもそも献血との出会いの話なんだけど、大学の最寄り駅に献血できるところがあって気にはなっていたんだけど未知の領域過ぎてずっと躊躇していた。 するとある時、大学に献血のテントが設置されていて、献血すると何やらカップラーメンがも

      • タイトル当て①

          夏にしか現れない君。 「恋愛映画かアクション映画、どっちがいいかな」 「カレーかシチューで悩んでいるんだけどどっちがいいかな」 何を聞いても君は首を横に振る。 「私のせいで君の夢への情熱を冷ましちゃうから」 そう言って冬になるころには僕の前から消えてしまった君。 なんだよ夏には私と君のコンビは最強だね、だなんて言ってくれていたのに。 冬になって外の気温にも負けないほど僕は情熱を燃やすのに。 あれから君は一度も姿を現さない。僕の情熱叶えるのに君の力が必要なの

        • マイナスなことがアイデンティティ

          *ただネガティブなことが書いてあるだけです。 「冷たいよね」 「人に興味ないよね」 「そのくせ自分のことは人一倍好きだよね」 父親にも歴代の彼女にも数少ない友達にも必ず一回は言われてきた。 それでも最初のころはマイナスなことではあっても、人とは違う部分があることに少しうれしさを感じていた。 でも言われる回数、人が増えるにつれ、苦しくなっていった。うれしさなんて微塵もなかった。 ただ虚しいだけ。 そして思った。 自分は家族のことを愛しているのか、彼女のことを本当に

        こども心は思ったより早く消える?

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        • 感じること
          11本
        • 作品
          8本

        記事

          隣の芝”も”青い

          簡単に言えば自己肯定感の保ちかたの話 よく「隣の芝は青い」と言う。 誰しも他人の生き様や環境のほうが自分よりもよく見えるわけ。 でもさ、逆に言えば他人も自分をうらやましく思っている可能性があるわけじゃない? 「いやいや自分を羨む人はいないわ笑」 って思うかもしれない。 でもあなたも身近な人、例えば職場の同僚や同じクラスの人、近所の人、そんな人たちのことを羨んだことは多少はあると思う。 だから同じように彼らがあなたを羨ましく思うこともあるはずなんだよ。 誰しも長

          隣の芝”も”青い

          承認欲求と本心

          結局人間っていつまでたっても、たぶん誰であっても承認欲求からは逃れられないんだろうなと感じた話。 この「note」や「エブリスタ」という小説投稿サイトに投稿してきたことも、今配信したいと思っているのも全部、誰かに注目されたいから。 姉や元カノに小説を褒められることで満足しておけばよかったけど欲は深まるばかりで。 配信はまだ始めてないけど、バイト先の人に「配信したら人気でそうだよね。」って軽く言われたことに勝手にチヤホヤされる様を妄想してその気になってるだけで。 ずーー

          承認欲求と本心

          コーヒーが暴くは

          最近どうにも子供の姿が増えたように感じる。それもあの路地裏に喫茶店ができたころからだ。怪しい、、。 ---チリンチリン--- 店には店主らしき人物は見当たらない。カウンターには子供が一人いるだけだ。 「なあ坊や。この店の息子かい?ここの店主を呼んできてほしいんだけど。」 「俺がその店主だ。なんか用か?」 子供のわりにかわいく見えない子だ。 「まあなんだ。とりあえずコーヒーでも飲んどけ。コーヒーは飲めるか?」 「俺は大人なんだから飲めるわ。馬鹿にするな。」

          コーヒーが暴くは

          孤独なんてないって話

          孤独なんてないと思う。 自分と二人でいるか、自分以外の人といるかの違い。 自分いるのに飽きたら別の人といればいいし、それに飽きたら自分といればいい。つまり向き合って内省するということ。 そして理性の自分と本能の自分で迷ったら本能の自分、心に従うといい。 理性は自分のようで世間の代弁者だから。

          孤独なんてないって話

          梅酒

          突然目の前にドリンクのメニューが並ぶ。マスターが差し出してくれらしい。 ・キール ・スクリュードライバー ・テキーラサンライズ ・サイドカー ・ピニャコラーダ 私はしばらく悩み、他の客の様子をうかがった。店にはメリーウィドウを飲む女性一人が端の席に、もう一人フードをかぶった人が私と女性の間に。 するとマスターが 「あちらの女性からです。」 とブルームーンを受け取った。 考えあぐねていたので気を利かしてくれたのだろうか。フードの客はアイオープナーを頼んだが 「悪いね。今ち

          本音をずばっと言っちゃいたいけど、相手を傷つけちゃうとか、こんなこと言うなんて自分が幼いとか情けないとか考えると言えなくて、なんでもないよ、とか強がっちゃう。 けど耐えられず、相手を傷つけるような遠回しな言い方するメンヘラな自分がヤダ😖

          本音をずばっと言っちゃいたいけど、相手を傷つけちゃうとか、こんなこと言うなんて自分が幼いとか情けないとか考えると言えなくて、なんでもないよ、とか強がっちゃう。 けど耐えられず、相手を傷つけるような遠回しな言い方するメンヘラな自分がヤダ😖

          言い訳したい

          無力。とても無力だ。 何も頑張ることができない。人生で達成感を味わったのなんて記憶のない幼稚園の頃に砂山でも作った時くらいだろう。 それくらい感じていない。努力が嫌いだしできない。100%ってなんですかってレベル。 なんとかバイトと大学の課題をギリギリクリア程度でやっている。 好きなこともなかなか見つからないし見つかってもそのためのことがめんどくさい。 これやってなんの意味あるの。どうせやっても極められないしお金にならないでしょ。自分より上手くいいものを作る人がいるんだし

          言い訳したい

          チー牛とピアス

          チー牛だった。 あーいう見た目の中学生時代を過ごしたがその時は何も気にしてなかった。 コロナ禍を機に自分の見た目がキモいと理解し校則に反しない範囲で垢抜けられた。 大学に入って一年生の終わりからピアスを開け始め4つほど。髪も金やらブルーブラックやら紫やらいろいろ。 今は黒髪でピアスもやめた。 何も変わっちゃいない。自分の臆病でおとなしめな性格を見た目で取り繕っていただけ。 そこの人間になることで自信を得ようとしていたんだと思う。 でもそんなんじゃ中身は別に変わら

          チー牛とピアス

          世界は広がった。同時に閉じた。

          SNSやネットが小学生の頃から存在していた世代としてはあまりピンと来なかった考えです。 この情報技術の発達がなかった時代は何をするにもとりあえずやってみるしかなかったはずです。 できることといえば周りの人に聞く程度で調べても簡単に結果が出てくることはありませんでした。 しかし現代は人の生活、考え、働き方、流行っているものなんでもこのスマホ一台あれば知ることができてしまいます。 このおかげで自分だけが抱えていた悩みや不安、孤立感などが同じ境遇の人を見つけることで和らいだ人々

          世界は広がった。同時に閉じた。

          かわき

          水面のかがやく海が見える けれど浸かれない 池すらない 水たまりがあるかも怪しい 溺れたい ずっと乾いている 底の見えない海が見える けれど確かめたくない 穴すら掘らない 掘る手があるかも怪しい 溺れたい ずっと乾いている

          就活?終活?

          つい最近4月に「そろそろ就活頑張るかあ」と始めました。 就活で自分という人間を全て洗いざらい書き出し、エントリーシートに当てはめようと努力しました。 しかし、どうにも世間の企業様が必要とするものを待ち合わせてない気がします。 自分は必要な型にハマるような柔らかい素材ではなく、頑固で歪すぎる素材です。 夢ややりたいこともなく、世の中の大半の社会人のように日々多大なストレスを抱え帰宅し、またすぐ出社してまで生きるほどこの世が魅力的なものには思えません。 元々中学生の頃か

          就活?終活?

          クレヨンロケット

          ある幼稚園のお遊戯の時間 「みなさん、この画用紙に好きなものを書いてください!」 先生は一人一人に画用紙を配る。 「僕は地球を飛び出して宇宙を旅するんだ」 そうたかし君は言ってクレヨンを持って描き出す。 「あらあら、たかし君。画用紙の中からはみ出さないでね。」 はみ出した分を先生は慣れた手つきでパパッと消していく。 言った側からたかしの描くロケットは勢いよく画用紙をはみ出す。 気づいた先生が慌てて消しにかかる。 たかし君は得意げな顔で 「先生、消したって無駄だよ。先生

          クレヨンロケット