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sio
2022年5月26日 01:13
葬儀が終わった。やはり母がいちばん泣いていた。父も弔辞を読む時に嗚咽していた。息子の葬式の喪主を務める瞬間とは、どういう絶望なのだろう。息子の冷たくなった顔に触れるときは。息子が乗った霊柩車に同乗するときは。息子の身体が焼かれるのを見送るときは。息子の骨を箸で骨壷に入れるときは。私にはわかることができない。ただ私が抱えるものより遥かに大きく、底が深い穴であることは想像できる。お通夜の前に、兄の
2022年5月23日 00:20
兄の荷物を片す前に大掃除をしている。ガラクタばかりだった和室をきれいにし、ずっと私の部屋にあった仏壇が和室へ移動した(今使っている部屋はもともと祖母の部屋だったので、祖母亡き後はずっと仏壇が置かれていた)。和室には父方の先祖数代の仏壇と、母方の祖父母の仏壇がある。どうやら仏壇が同じ部屋に二つあるのは良くないらしい(ネット情報)。けど、しらん、そんなこと知らん。時代にも人情にも合理性にも合ってい