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ピアノ・ソロ作曲講座(補完)【簡易版】Ⅷ-1 (PS・Ⅷ-1K) 「コード・スケール」に慣れよう。(1)  (基本内容)

目次(表紙)


1。 テーマ

1。 「コード・スケール」に慣れよう。

■ 「コード・スケール」に慣れようです。

■ 「コード・スケール」を選択するためには、「キー(調性)」。「ディグリー(度数)」。「音楽理論(コード理論)」。「好み」等によります。 なので、ある程度の「音楽理論」の知識がないと難しいです。

「音楽理論」につきましては、すでに講座にありますように膨大ですので、必要な方は各自、必要な講座を学習していただくしとて、ここでは、必要最小限の関連事項のみに止めます。

■ また、「コード・スケール」は、「ジャズ」系のジャンルで主に使用され、逆に、まったく無縁・・・というジャンルもあるかと思いますが、それでも、ポピュラーですと、メロディー・バッキングなどでは、大なり小なり利用されますので覚えて、スキルを高めることもよいかと思います。

ということで、この講座では、基本的な「コード進行」と「コード・スケール」の選定方法に慣れることを目的として、できるだけシンプルにしたいと思います。

よりまして、「フレージング」については、省略いたします。
そもそも、「コード・スケール」の選定ができませんと始まりませんし、結構、難しいものですので、選定の仕方を十分、熟知しましょう。

■ かなり、シンプルな講座ではありますが、ポイントは大体、掴んでいると思われますので、これだけ熟知していれば、十分、対応できるかと思います。。。

これ以外のスケールもありますが、考え方は同じですので、必要な方は、新しいスケールも追加してみてください。


2。「コード進行とコード・スケール」の例

2-1。 「C調」の例 (基本内容)

■ 例えば、このようなコード進行の場合の「コード・スケール」の選択です。

Ⅶ-1。Ⅶ-3にありますように、「キー(調性)」。「ディグリー(度数)」。「コード」。「コード・スケール」相関がありますので、それぞれ選択しますと、

  Ⅰ CM7 Cアイオニアン
  Ⅵ Am7 Aエオリアン
  Ⅱ Dm7 Dドリアン
  Ⅴ G7  Gミクソリディアン
  Ⅰ CM7 Cアイオニアン

としたわけです。

■ 参考までに、「ダイアトニック・コード」です。
CM7。 Dm7。 Em7。 FM7。 G7。 Am7。 Bm7♭5

C調で、ⅠのCM7は、Cアイオニアンです。 ⅥのAm7は、Aエオリアンです。 ⅡのDm7は、Dドリアン ⅤのG7は、Gミクソリディアンです。

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■ 今回は、基本的な例ですので、すぐわかりますね・・・

もちろん、実際には、この「コード・スケール」を使って「曲(フレーズ)」を書く(フレージング。メロディー・バッキンング)わけですが、ここでは、「コード・スケール」自体を覚える。 また、各「コード・スケール」の違いを比較しやすいよう、「スケール」のみで書いていますので、「フレージング」等の曲の書き方(やり方)は、省略させていただきます。


備考1

「コード・スケール」というと、沢山の種類のスケールが存在し、無縁の人からすると、特別な存在のように感じるものではないでしょうか。

自分も、「コード・スケール」とは無縁のジャンルなので、使わない道具の勉強は、苦痛です。。。 
それでも、コンピューターでの作曲をする時代なので、自動伴奏のツールに多いにお世話になっているので、(笑)
それをみると、「コード・スケール」が使われているバッキングを目にします。

とはいうものの、わざわざ、「コード・スケール」と目新しいこと。敷居が高いと感じなくても、すでに、無意識で

長調にある、「アイオニアン。ドリアン。フリジアン。リディアン。ミクソリディアン。エオリアン。ロクリアン」や、

短調にある、「ハーモニック・マイナー。メロディック・マイナー」と、すでに、「9種類」のスケールを使っていたわけですから、
要は、「意識」して使うかどうか。。。という違いです。

「意識」すれば、「C調」の「C」には、「アイオニアン。リディアン」の選択肢が楽しめるわけで、特に、「Ⅴ7」関係は、沢山のスケールが存在します。

とはいうものの、「いろいろ」な種類を使わなければいけないわけではなく、「必要性」に応じで使えばよく、
そもそも、「9種類」のスケールは、みなさん、無意識に使っていたわけですので、あまりめくじらを立てて考えなくても、「9種類」のスケールの「延長」だと考えれば、気楽ですね。

また、「9種類」のスケールだけでも、十分に音楽は表現できるわけなので、「ジャンル外」の無縁の人は無理に覚える必要はないでしょう。。。


備考2

・今回は、
第2回 Ⅷ-2 (PS・Ⅷ-2K) 「コード・スケール」に慣れよう。(2)  (セカ・ドミ)
以降、省略します。

「考え方」同じですので、興味のある方は、各自で勉強してください。