【熊本】おふろ探してたら日本経済界の話題の中心に迷い込んでいた。
熊本を通過中、
夫が「この近くにゾロいるらしい」というのでゾロ像を見に行った。
スペイン語を話す外国人カップルが写真を撮っていた。
ゾロの写真を撮ったらこの日はもう休みたくなったので最寄りの温泉施設を検索してここに行くことにした。
が、温泉に向かっているはずなのに、
気がついたら広大でピッカピカで無機質だけど洗練されたリゾートホテルのような、道も建物も何もかもが新品の工業地帯の真ん中にいた。
夫も「オマエ温泉に行くなんてだまして、オレを研究所に送り込むつもりか」なんてビビってしまって、わたしも
ああ多分まちがったロケーション送ってしまったんだわ
と思った。
けどそのそばに温泉は実在し、なんやかんや言ってるあいだに着いた。
フロに入りながら考えた。
…熊本。
…真新しい工場らしきもの。
…異常に混んでいた近くのスーパー。
…たくさんの中国語を話す人たち。
…田舎のようで、やたら建設中の高層マンション…
…そうか!わかったぞ!(コナン風)
これは連日ニュースでやっとるあれや!
フロから上がってググって答え合わせをしてみたらやっぱりそうだったので
夫にもここは今旬な場所なんだとザックリ説明した。
帰りにまたその一帯を通ったとき、
信号待ちの間街頭広告に目を通しながら
「広告が不動産関係のものばっかりなのも、新しく引っ越してくる人がたくさんいるからなんだろうねえ。」と言ったら夫が
「あんなふうに?」と言ったので視線の先を見るとスーツケースを引き歩く人の姿があった。
この町に縁もゆかりもなかったすごい数の人達が、これからここにやってきてここで人生を送るんだろう。
人が増えると町の表情も変わるし、
もともと住んでいた人の生活にもたくさん変化があるんだろう。
台湾料理屋、いっぱいできるんだろうな。
ニュースによると色々懸念点もあるらしいけど、わたしは急激に変わろうとしている町を見てなんだかワクワクした。
いろいろ良いようになりますように。
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